紫蘇ベーゼで髪の毛を増やすの巻
紫蘇の葉で薄毛対策
今年になってから本格的に始めたインスタグラムも記念すべき200回。
今日は僕の周りでも相談が多くて、且つDr.ピエールも気になっている薄毛の対策について書きたいと思います。
薄毛対策に大事なのは成長ホルモン、甲状腺ホルモンの機能が発揮されること。
そのためにはビタミンAや亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルをせっせと摂る事が大事!
初夏にこの要素を完璧に満たしている食材が紫蘇。
紫蘇は脇役としての印象が強いかもしれませんが、実は主なビタミン群すべてが豊富に含まれるという優秀な食材。
特にビタミンAの原料となるβ-カロテンの含有量は野菜のなかでトップクラス。
ビタミンAがしっかりと体内に取り込まれることは成長ホルモンや甲状腺の機能をサポートする上で必要不可欠ですよ。
また、紫蘇の香り成分であるポリフェノールの一種にはリラックス効果が!
その上、マグネシウムやカルシウムには精神安定効果があり、イライラやストレスの軽減にも役立ちます。
質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を高めますから、ダブルの意味で紫蘇は若返りホルモンの分泌に役立っていることになりますね。
今日は患者様からいただいた無農薬で育てた青紫蘇を仕込んでジェノベーゼならぬ「紫蘇ベーゼ」のパスタを作りました。
ジェノベーゼはバジルに松の実やオイル、チーズを加えて作るのが一般的ですが、乳糖不耐症のDr.ピエールは、チーズではなく中東のヒヨコ豆ディップ ‘フムス’ を使用。
旨みがありながらも軽やかで、あとを引く100%ベジタブルなペーストに仕上がります。
もしフムスが入手しづらい場合は、すりゴマや練りゴマを使ってもおいしくできます。
紫蘇ベーゼに合わせたのは白アスパラガス。
硬めの根本は細かく微塵切りにして、玉ねぎと一緒に炒めます。
柔らかい穂先は軽く茹でておいて、最後に和えると存在感タップリに…。
100%ベジタブルだと途中で飽きてしまいがちですが、部位ごとの良さを活かして食感を変えると最後までしっかりと楽しむことができます。
紫蘇ベーゼは紫蘇の強い防腐・殺菌作用もあって意外と日持ちするので、Dr.ピエールは多めに作ってストックしています。
防腐効果は細かく刻むほど高まるので、細かくペーストにするのをお忘れなく!パスタやリゾットの他、お豆腐やお肉と合わせても美味美味。
紫蘇ベーゼと白アスパラのフェットチーネ 医食同源レシピ
【材料】
青じそ : 40枚
松の実 : 大さじ3
くるみ : 大さじ3
アボカドオイル : 大さじ1
にんにく : 1片
塩 : 小さじ1/4
フムス : 大さじ2
【作り方】
フムス以外の全ての材料をハンドミキサーでペースト状にして、滑らかになったらフムスを混ぜ合わせる
✳️紫蘇ベーゼと白アスパラのフェットチーネ✳️
【材料】
フェットチーネ : 80g
白アスパラガス : 2本…真ん中から半分に切る
紫蘇ベーゼ : 大さじ2
オリーブオイル : 適量
【作り方】
① 塩を入れたたっぷりのお湯でパスタを茹で始める。茹で上がる2〜3分前にアスパラガスの上半分を同じお湯に入れて茹で上げる。
② アスパラガスの下半分の皮を剥いて1センチ幅に切り、フライパンで炒める。
③ ②の茹で上がったパスタと紫蘇ベーゼを加えて和え、お皿に盛る。お好みでオリーブオイル、塩胡椒を振っていただく。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ