イシペディア [IshiPedia] > 食事学と医療の大辞典 > DRピエール大友の最強健康管理学 > メープルシロップと蜂蜜はどちらが健康に良いのか

メープルシロップと蜂蜜はどちらが健康に良いのか

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1965年カナダの国旗がユニオンジャックから、サトウカエデの葉にデザインが変わりました。

サトウカエデといえばメープルシロップ。メープルとはカエデのことで、本来メープルシロップといえばカエデの樹液だけで作られた100%天然の甘味料のことを言います。カエデの木からとれるメープルウォーターを煮詰めて作ったメープルシロップには、甘さ控えめ(カロリーが低め)、カルシウムカリウムなどのミネラル類が豊富という特徴があります。流通しているメープルシロップの80%がカナダ産ということもあり、カナダの土壌に含まれるミネラルをたっぷりと吸収しているということですね。

世の中にはメープルシロップ派とハチミツ派の方がいると思います。
今日は
メープルシロップとハチミツの違いについて少しまとめたいと思います。

・テーブルスプーン一杯分のカロリーは
『メープルシロップは52キロカロリー、ハチミツが64キロカロリー』
とメープルシロップの方が少しカロリーが少ないですね。

・テーブルスプーン一杯分の炭水化物メープルシロップは14グラム含まれていて、 その多くはスクロースです。
ハチミツには17グラム含まれていて、その多くはフルクトースです。

血糖の上がりやすさを示すGI値はメープルシロップは54、ハチミツは58、砂糖は65です。
GI値に加えてフルクトースよりスクロースの方が心臓肝臓の健康という観点から考えても、心臓のご病気がある方はメープルシロップを選んだ方がよろしいかと思います。
でも糖分の摂り過ぎはいずれにしても駄目ですよ!
またビタミンミネラルに関してはメープルシロップとハチミツの差が際立っています

ハチミツはビタミンが豊富でビタミンB6ビタミン C を含んでいますが、メープルシロップにはビタミンは
含まれていません。 またハチミツはメープルシロップよりもビタミンB2を3倍も多く含んでいます。ハチミツはアミノ酸を多く含みますが、メープルシロップには含まれていません。
逆にメープルシロップの良い点はハチミツよりもミネラル(カルシウム亜鉛マンガンカリウム)が多いことにあります。
ハチミツに比べてカルシウム約19倍,マグネシウム約9倍,マンガン約10倍,カリウム約3.5倍も多いです。
そして大事なこととしてメープルシロップには偽物が非常に多いので要注意。ラベルを見てメープル風味となっていたら要注意。 ガムシロップ、ブドウ糖、水あめ、化学調味料(カラメル色素、香料)などをまぜて作っていることもありますから、しっかりと原材料名を見てカエデ樹液100%の物を選びたいですね。

あともう一つ。
良く知られていますが、ハチミツにはボツリヌス菌が微量に含まれているので、1歳未満の子供には与えてはいけませんよ!

ピエールが言いたかったことはメープルシロップの方が良いとかハチミツの方が良いということではありません。風味も違いますし、お料理や体の体調によって使い分けていただければよろしいかと思います

今日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
もう少しGI値(グリセミックインデックス)についてを勉強なさりたい方はこちらをご覧ください。

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

この記事を書いた人

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら