カラスミ大根に蜂蜜を加えればコロナも退散するかもという話
大根は消化を助け、免疫力をアップする野菜
定番のカラスミ大根にハチミツがかかってきた!
これが味も良いのだけど、栄養的にも良くできているセンスの良い逸品。
大根は古くから消化に良いとされてきました。その理由はジアスターゼやグリコシダーゼが豊富に含まれていて、食べ物の消化を助けてくれたり、腸の働きを整えてくれるから。
また大根の辛味成分、ラファサチンは免疫力を高めてくれるので、風邪を治したり、がんを予防したりなどの効果にも期待大!
カラスミ大根+ハチミツは免疫力上げあげの前菜!
実はハチミツにも大根と同じように整腸作用と肺を強くしてくれる作用あり。
ハチミツはオリゴ糖やグルコン酸によって善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれるだけでなく、過酸化水素による抗菌作用によって善玉菌を傷つけることなく、悪玉菌を減らしてくれるので下痢にも便秘にも効果的。
またハチミツのグルコン酸の殺菌力は呼吸器系細菌の増殖を抑え、痰の切れもよくしてくれることが古くから知られています。
極め付けはボラの卵巣を加工したカラスミ。
これにも肺を強くするビタミンA(レチノール)がたくさん含まれているので、結論としてはカラスミ大根+ハチミツは免疫力上げあげの前菜ということに。
コロナの脅威がはっきりしないこの時期だから、普段から良く食べるお食事にちょっとしたアイデアを加えて体調管理していきたいですね。
ハチミツは1歳未満の赤ちゃんには食べさせないでね
ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品ですので注意が必要です。
ボツリヌス菌は熱に強いので通常の加熱や調理しても死にません。
1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあって危険ですので、1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は食べさせないようにしましょう!
ハチミツとメープルシロップについて知りたい方はこちらの記事をお読み下さい!
メープルシロップと蜂蜜はどちらが健康に良いのか
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ