イシペディア [IshiPedia] > 食事学と医療の大辞典 > DRピエール大友の最強健康管理学 > 乳糖不耐症の人はカフェラテを何で作るのが良いか?

乳糖不耐症の人はカフェラテを何で作るのが良いか?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

DRピエールは乳糖不耐症になってしまってから、レストランでのチーズや朝のカフェラテなどの乳製品が恋しくなることも少なくありません。

今日はカフェラテに入っている牛乳の代わりに何を入れるのかについてマジメに考えたいと思います。
おそらく日本で一番ポピュラーなのは豆乳ですよね。その次に見かけるのはアーモンドミルクだと思います。ただアーモンドミルクは人気がないのかスターバックスからも早々にリストから消えてしまいました。アメリカのカフェではアーモンドミルクの他、ココナッツミルクも選ぶことが出来ます。

気になるカロリーという観点からは選ぶとするとアーモンドミルクが一番ヘルシー。
牛乳(無調整)150kcal  》 豆乳(無糖)80kcal 〉 ココナッツミルク(無糖)45kcal 〉 アーモンドミルク(無糖)30kcal

タンパク質という観点からすると豆乳が優秀。
牛乳(無調整)8g 〉 豆乳(無糖)7g 》 アーモンドミルク(無糖)1g ココナッツミルク(無糖)0g

カルシウムという観点からするとアーモンドミルクが優秀。
アーモンドミルク(無糖)》 牛乳(無調整)30%=豆乳(無糖)〉 ココナッツミルク(無糖)10

摂りすぎ好ましくない飽和脂質という観点からするとアーモンドミルクが優秀。
牛乳(無調整)5g 〉 ココナッツミルク(無糖)4g 》 豆乳(無糖)0.5g 〉 アーモンドミルク(無糖)0g

糖質という観点からは牛乳の一人負けという感じで、どれもヘルシー。
牛乳(無調整)12g 》 豆乳(無糖)1g 〉 アーモンドミルク(無糖)0g=ココナッツミルク(無糖)

タンパク質が少ないということを考えなければアーモンドミルクが良いオプションのようにも思えます。

ということで、今日はアーモンドミルクを深掘りしてみたいと思います。

アーモンドミルクだけを飲んだことがある方は少ないかもしれませんが、飲み口はさらりとしていて、まろやかでクセのない飲み物です。乳白色なことからミルクという名前がつきますが、もちろん牛乳や乳成分は入っていません。

原料は基本的にアーモンドと水だけですが、カルシウムやビタミンEが強化されていたり、食物繊維を残していたりと、商品によって栄養成分のばらつきが大きいのも特徴です。それだけではなく、フレーバーをつけるために添加物を足したり、飲みやすくするために砂糖を添加されている商品もあります。こうした添加物は体に悪いものが含まれている可能性があるので、アーモンドミルクに限らずDRピエールは全ての食品で栄養成分表示をチェックすることを強くお勧めしています。

アーモンドミルクは、アーモンドをすり潰して水を加えることで、アーモンドの栄養素を吸収しやすくしています。アーモンドにはビタミンE食物繊維、オレイン酸など美容と健康に役立つ栄養素が含まれるほか、ビタミンミネラルが豊富に含まれています。

また、牛乳などと比べてもカロリーや脂肪分が少なく、とてもヘルシーな飲み物です。乳糖やグルテンも含んでいないため、乳糖不耐症グルテンアレルギーの人でも安心して飲むことができます。

アーモンドミルク(砂糖不使用)の主な栄養成分(200mlあたり コップ1杯)

アーモンドミルクは未病という観点からもお勧めすることができます。なぜなら老化の原因となる物質の一つ「AGEs」(糖化ストレス)を減少させる働きがあるからです。これはアーモンドに含まれる不飽和脂肪酸やビタミンEの働きなどによると考えられています。また、ビタミンEの抗酸化作用によって、活性酸素(酸化ストレス)を抑制することも細胞の老化を防ぐこともアンチエイジングにつながります。

アーモンドミルクにはオレイン酸やリノール酸など不飽和脂肪酸が多く含まれています。血中の中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロール値を低下させる効果があり、血液をサラサラにして糖尿病や動脈硬化など生活習慣病を予防します。アーモンドミルクはカロリーが少ないうえ、カルシウムとマグネシウムがバランスよく含まれているのでインスリン抵抗性を抑えることにより内臓脂肪を減少させる効果もあります。

また、マグネシウムが多いことはまた精神を安定させ、ホルモンバランスを整えることも美肌効果につながります。

乳製品を控えなくてはならなくなった方は一度アーモンドミルクをお試しになられてはいかがでしょうか?

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

この記事を書いた人

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら