⑧ 過敏性腸症候群 フォドマップでは何を食べないようにする?

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブディレクター
フォドマップに発酵性のオリゴ糖の話をお伺いしましたが、例えば発酵性の二糖類だとどんな食事だったり、物に含まれているんですか?

Dr.菰池 たまちホームクリニック院長
糖類は、乳製品に多いですね。牛乳とか、ヨーグルトとかですね。あとアイスクリームとか、チーズなんかもそうでしょうか。

Dr.大友
どちらかというと乳製品とかと言うよりは乳糖ですか?

Dr.菰池
乳糖ですね。

Dr.大友
なるほど。フォドマップで残るは単糖類ですね。例えば、単糖類は例えばどのようなものに含まれていますか。

Dr.菰池
単糖類は果物に多いですよね。果物から作られるジュースだったりドライフルーツとか。果物一般、リンゴとか、ミカンとかでしょうかね。

Dr.大友
果糖ですか?

Dr.菰池
果糖ですね。

Dr.大友
果物の果に糖と書いて果糖ですね。なるほど。果糖も原因なんですね。
一番聞き慣れないのは、おそらく、ポリオールだと思います。ポリオールってどんなものに含まれているんですか?

Dr.菰池
はい。ポリオールも、果物に多いものですよね。あと、最近キシリトールとかソルビトールとかってよく歯に良さそうなものにも結構入ったり。海藻とか、お芋イモ類ですね。そういったものに含まれると言われています。

Dr.大友
一般的には、果物とか摂った方が、腸、健康には良さそうだなっていう風なのが今までの常識のような部分もあったと思うんですが。
実際、外来をしていらしてどうですか。果物を止めた人の方がいいなということもあるんですか。

Dr.菰池
そういうケースもありますよね。逆のケースもたまにあったりはするんですけれど、適切な量を摂っていただく。まずは、そこからだと思います。

Dr.大友
それはいろんなことの原因で腸管の免疫、腸の中の免疫力をダメにしている。様々な細かいダメージが足し算されるという理解で大丈夫ですか。

Dr.菰池
そうですね。それに近いものですね。

Dr.大友
なるほど。よくわかりました。ありがとうございます。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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