③ 機能性ディスペプシア 食べ物との関係

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友  渋谷セントラルクリニック エグゼクティブディレクター
機能性ディスペプシアは胃腸の病気だと思うので、食べ物も少なからず関連してると思うのですが。こういう食べ物を食べると良くないとかありますか。

Dr.菰池 たまちホームクリニック院長
一般的に一番言われているのが高脂肪食、を使ってる食べ物ですね。イメージはすぐに沸くと思いますけども、人間、油を食べると胃酸が、わあ~と出るわけです。酸の分泌によって、胃の痛み、胸焼け、ゲップの症状が非常に多く出る傾向にあります。そういった観点からは高脂肪食は良くないですね。

Dr.大友
胃酸が出やすい食べ物がイマイチ良くないことになるのかもしれないですね。辛いものなどはどうですか。

Dr.菰池
辛いものも症状がある方は控えていただいた方がいいです。

Dr.大友
お酒とかどうですか。飲むとリラックスできる人も居れば色々だと思うのですが。

Dr.菰池
お酒を飲んでリラックスできて適量を飲んでいるのであれば、非常に良いお薬の代わりになると思います。けれども適量を超えていたり、あまり胃腸の調子が良くない時にお酒を飲んで症状を悪化させてしまうのは良い方法ではないですね。

Dr.大友
そうすると、お茶とかはどうですか。

Dr.菰池
お茶も同じですね。適量で。カテキンとか入っているのでカフェインとかもそうでしょうかね。適量であれば良いと思いますけれども、辛い時にお飲みになって症状を悪化させることは避けていただいた方が良いと思います。

Dr.大友
なるほどですね。

 

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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