ビタミンD祭りの食材でカラダを元気にする
免疫力upにはビタミンDを摂ろう!
今回はタイの伝統的なお料理の‘プラーヌンブワイ(梅干しとお魚の蒸し物)’にオマージュして、ビタミンD祭り的な一品を作ってみました。
選んだのは太刀魚。
魚の中ではビタミンDを多く含み、不飽和脂肪酸であるDHAとEPAも豊富なので体内の炎症を抑えてくれる効果があります。
太刀魚と一緒に蒸すのは、しいたけ、梅干し、ブロッコリー。
しいたけは干すことによってビタミンDは生の約30倍にまでアップします!
‘一日一粒で医者いらず‘と言われている梅干しのクエン酸は、疲労の原因となる乳酸を体外に排出してくれるだけでなく、殺菌効果もよく知られているところ。
その上梅干し由来のポリフェノールにはインフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果もあるから、コロナウィルスにも効いて欲しいという切実な希望も…
お野菜は腸内の免疫細胞を活性化させるアブラナ科からブロッコリーをセレクト。
お出汁には干ししいたけの戻し汁とトマトのヘタの絞り汁を、塩分は太刀魚と梅から。
調味料は極々少量のお塩のみでうまみがたっぷりの体に優しいヘルシーなメインに変貌。
ということで、フライパン一つで簡単に美味しく栄養がとれるレシピの完成。
太刀魚のほかにアンコウやカジキなどもビタミンDが多いお魚なので、是非お試しになってみてください!
Dr.ピエール流 プラーヌンブワイ
【材料】
太刀魚
干ししいたけ、梅干し、ブロッコリー、塩
【作り方】
①魚は数本の切れ目を入れて塩少々をふる。
②耐熱のお皿に魚、その上に戻したしいたけのスライス、潰した梅干しを順にのせて並べる。
③魚の周りにブロッコリーを敷き詰め、干ししいたけの戻し汁を少々注ぐ。
④蒸し器またはお湯をはったフライパンを火にかけ、蒸気があがったら魚に火が通るまで中火で蒸す。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ