高たんぱくで良い脂質の多い「太刀魚」 たちうお

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太刀魚は見た目は淡泊ですが、ほどよく脂が乗り、上品な旨味のある魚です。太刀魚の旬は夏から秋で、特に7月頃に脂の乗った新鮮な太刀魚を手に入れることができます。

DR大友はプサンに行った際にいただいた太刀魚を唐辛子ニンニクをたっぷり入れて煮たカルチジョリムに感動しました。

栄養素

太刀魚は高タンパクで脂質が多い魚ですが、その脂はやさしいものですのでカラダの弱い方も食べられます。その脂質はオレイン酸によるもので、オレイン酸は酸化されにくく、悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあるといわれています。

また、太刀魚には多価不飽和脂肪酸DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。DHAは、脳を活性化させ、認知症の予防や記憶力の向上に役立つほか、悪玉コレステロールや中性脂肪を抑えて血流をよくする作用があります。EPAは、血栓を防ぐ抗血栓作用があり、血液をサラサラにする効果があります。

その他にも、カルシウムの吸収をよくして、骨や歯へ沈着するのをサポートするビタミンDも含まれています。丈夫な骨を作るサポートをしてくれるので、成長期の子供やお年寄りの骨粗鬆予防に効果的です。 

太刀魚の主な栄養成分(可食部100g本あたり)

タンパク質・・・16.5g
カリウム・・・290mg
ビタミンB6・・・0.20mg
ビタミンD・・・14.0μg
ビタミンE・・・1.2mg

効能・効果

抗ガン作用:太刀魚の銀皮の脂肪層から抽出されるグアニンに抗ガン作用があります。

動脈硬化予防:DHAEPAに中性脂肪を低下させ血液をサラサラにする効果があります。

高血圧予防:オレイン酸が悪玉コレステロールのみを減らし高血圧を予防します。

むくみ予防:カリウムが過剰摂取したナトリウムを体外に排出しむくみを予防します。

東洋医学的側面

・ 寒熱:微温(やや穏やかに体を温める)
・ 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
・ 臓腑:脾
・ 五味:甘(補い滋養する作用)
・ 毒性:なし

胃腸を温める
肝機能を高める
止血作用がある

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

太刀魚は傷みやすい魚なので、丁寧に処理をしたものを選ぶ必要があります。

刺身や寿司など生で食べると、熱に弱く酸化しやすいDHAEPAを無駄なく吸収することができます。また、DHAEPAは脂や煮汁に溶けだしやすいので、ホイル焼きや蒸し焼きにして汁を残さず食べるのもよいでしょう。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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