④ 機能性ディスペプシア 生活習慣との関係

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友  渋谷セントラルクリニック エグゼクティブディレクター 
ところで、外来で機能性ディスペプシアの患者さんを診断したり、治療している時は生活習慣についての指導みたいなものはあるのですか。

Dr.菰池  たまちホームクリニック院長
そうですね。一番大事なのは、生活習慣。あるいは食習慣ですね。
患者さんの声をまとめると睡眠不足の方が多かったり、生活が不規則な方が多かったり。生活が不規則だと食生活も不規則になりがちですし、飲酒とか、喫煙ということも関係してくると思います。
ですので、なかなか難しいかもしれませんけど、まずは生活を規則正しく戻していただく。食事を毎日三食バランスよく摂っていただく。
あとは細かいことですけど、食べた後にすぐ横になったりすると症状って出やすかったりしますし、睡眠時間がしっかり確保できてないと症状が出やすいので、その辺りは一番初めに指導する内容になりますね。

Dr.大友
今ね、多くの病気で生活習慣やライフスタイルがすごく重要だと言われていることが個人的には興味深いと思っているのですけども。どうなんでしょうか。
例えば睡眠が取れなかったりする時は、食事を食べないで寝た方がいいんですか?
どっちが大事なんですか?睡眠をとったらいいですか?食事をとって寝た方がいいですか?

Dr.菰池
難しい質問ですね。それぞれのライフスタイルによって分けていいと思うんですけども。
先ほどもちらっと申しましたけれども、食べた後、すぐ横になったりって言うのは、胃酸分泌とかから考えると一番良くないです。どうしても、寝る時間を惜しんで食べなきゃいけないっていう必要はないと思いますけれども、睡眠時間はしっかりとって、寝る前、できれば2~3時間はご飯を食べていただかない方がいいと思います。
その辺は臨機応変になりますかね。

Dr.大友
なるほどですね。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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