レモングラスと海老のサラダでイライラを解消
レモングラスの知られざる効能
新型コロナウイルスによる不安やストレスなどに悩んでいる方が多いと聞きます。
実際に私の同級生のドクターでメンタルヘルスを専門にしている友達に聞くと、このストレスなどが元になり家庭不和に繋がることもあるらしいです…。
暗いニュースが多い世の中ですがここははポジティブに乗り切っていきたいと考えています!
そこで、思いついたのが精油にも使われるレモングラスを使ったお料理。
新鮮なレモングラスを生のままざくざくとスライスしていると、レモンのようなすっきりとした香りが立ち上ってくる。実はこの香りには、人の脳を刺激して自律神経のバランスを整えたり、疲れた時や元気がないときにうつ気味な気分を和らげてくれる効果があるのです。
そういう訳で、一連の騒ぎで気持ちが落ち込みがちな方を元気付けたい時におすすめしたい一品は「レモングラスと海老のサラダ」。
このお料理でイライラや心配を和らぐことを期待したいです。
レモングラスにはカリウムが豊富に含まれているので、過剰なナトリウム(塩分)の排出も促してくれます。
テイクアウトのお惣菜やお弁当は便利ですが塩分が多く含まれていることが多いため、合間にこうしてカリウムをしっかり摂っておくことは大事。
さらにビタミンB1も豊富ですので、海老のたんぱく質と合わせることで疲労回復や免疫力の低下を防ぐことができるのもありがたいです。
ポイントとしては、レモングラスを出来るだけ薄く薄くスライスすること。
レモングラスを生で食べる場合、薄く切っておかないと口当たりが硬く、繊維が残った感じがしてしまうのです。
少し切ってみたら味見して繊維の感じをチェックしておくと安心です。
先端にいくほど硬くなりますので、もったいないと思わず根本の柔らかい部分だけを使うこと。残った部分は炒め物や蒸し物に使ったり、ハーブティーに利用しましょう。
お料理することも癒しの一つとポジティブに考えて、この難局を乗り切っていきたいですね!
レモングラスと海老のサラダ 医食同源レシピ
【材料】
レモングラス
海老
紫たまねぎ、カシューナッツ、ミント
(A)ドレッシング
ナンプラー、レモン汁、唐辛子、砂糖少々
【作り方】
① 海老は背ワタを取って茹でておく。
② レモングラスは薄くスライスし、色止めのためにレモン汁を振りかける。
③ (A)のドレッシングの材料を混ぜ合わせる。
④ すべての材料とドレッシングで和えミントの葉を飾る。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ