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慢性疲労や不眠症の人に朗報。光を適切に浴びるだけで睡眠のホルモンであるメラトニンがなんと2倍に!!

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DRピエールの外来には慢性疲労を訴える人が数多く訪れます。その内訳はとってもお忙しいビジネスマン、ITエンジニア、ゲームに熱中している若い子供など多岐にわたります。こうした人に慢性的な疲労を訴える方には共通していることがあります。

それは

慢性疲労を訴える人の大半が朝元気に目覚めることができないこと。

こうしたことは概日リズム(サーカディアンリズム)が大きく関係しています。この概日リズムはメラトニン、コルチゾール、成長ホルモンなどの様々なホルモンが密接に関係しています。それにもかかわらず、お薬やサプリメントでどうにかならないかとご相談されるのですね…

DRピエールとしては忙しいのもわかるし、夜中まで働かなくてはならないのもわからなくもないので、せめてお部屋のライティングには超こだわってほしいとお伝えしています。

そもそも朝起きた後に眩しいばかりの光を浴びると、睡眠を司るホルモンであるメラトニンの分泌が抑制されます。そしてメラトニンの分泌が減ったのと同時にストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが50%以上増えます。  J Clin Endocrinol Metab. 2001 Jan;86(1):151-7. Transition from dim to bright light in the morning induces an immediate elevation of cortisol levels.

そういうことで朝起きた時になんとなくすっきりしていない人にはこんな方法がおすすめです。

夜は照明を落としたお部屋でゆっくり寝て、朝起きたら眩しいばかりの光をお部屋に入れることと照明で明るくすることによって元気よく目覚める可能性が高まります!

アンチエイジングを標榜しているDRピエールのクリニックには年を取ってから睡眠のサイクルが乱れてきたとおっしゃる人も数多くいらっしゃいます。

高齢者になってから睡眠のサイクルが変わったと思われる方には日中に光を浴びることが非常におすすめです。 10時から12時と14時から16時に太陽の光を浴びた人達は夜間のメラトニン(睡眠を司るホルモン)の量がなんと2倍に増えます。 2倍という数値は若かりしの頃と同じくらいの数値なので、なんと光を浴びるだけで若返ることができるのですね。 

J Clin Endocrinol Metab. 2001 Jan;86(1):129-34.Diminished melatonin secretion in the elderly caused by insufficient environmental illumination.

賛否両論はありますが、概して睡眠薬は将来の認知症を高めたりする可能性も指摘されていますので、お薬に頼る前に積極的に光をうまく活用して良い睡眠を得る努力をしてもらえると良いなとお伝えしています。 

光を浴びると良いのはお年を召した人だけではなくて、若い人であっても日中に3000ルクス以上の明かりを3時間以上見ることによって概日リズムと呼ばれる昼と夜のバランスが回復することを忘れています。

DRピエールは海外出張も多いので時差ぼけ大丈夫とよく聞かれますが、意識的に光を浴びる量を増やしたり、適切な運動を入れることによって時差ぼけ知らずとよく驚かれます。

光を適切に浴びることはお金もかからないし、周りの協力も得やすいので騙されたと思って実践して頂きたいと思います!

 

Part1 光を浴びないと元気になれない?光線の力と健康について

Part2 明るい光の力でメンタルを治す

Part3 慢性疲労や不眠症の人に朗報。なんと光を適切に浴びるだけで睡眠のホルモンであるメラトニンがなんと2倍に!!

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどハリ治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

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