初夏は焼肉を食べたらサクランボ

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さくらんぼの最高峰!「佐藤錦」の生い立ち

さくらんぼの最高峰といわれるのが”佐藤錦”。
これは山形県の農家 佐藤栄助氏が、日持ちはよくないが味のよい「黄玉」と酸味は多いが日持ちのよい「ナポレオン」をかけ合わせ、最高の品種を作ろうと試行錯誤の苦節16年を経て完成したもの。

彼は「さくらんぼを植えたい農家に安くわけてやれれば本望だ」と敢えて品種を登録しなかったので、多くの人が栽培を始めたこともあって大人気に。

今回は田子牛の焼肉を食べた後にデザート代わりにさくらんぼ狩りへ。
もぎたてのものは、箱に入った画一的なものとは違って酸味や甘味のバランスに個性があって楽しい!

Dr.ピエール的には観光だけではなく医食同源的にも大きな理由があるのです。

さくらんぼが強壮剤!?

さくらんぼは中国では唐の時代から強壮剤の漢方として使われてきた他、消化を促進する働きもあるので、病後や疲労で食欲がないときに重宝されていたようです。
またカリウムが比較的多く、体内の過剰なナトリウムを排出する働きがあるうえ、利尿作用のあるアスパラギンも含むので顔や足のむくみの解消にも効果を発揮します。

それに天然甘味料のソルビトールが腸管を刺激してくれる上に、リンゴ酸の整腸作用と食物繊維でトリプルの便秘解消効果も。

今回はニンニクお肉をたっぷり食べた後なので消化促進にも良いし、塩分も多かったのでムクミや高血圧防止にもピッタリなデザートでした。

焼肉屋さんに行くとお野菜少なくなりがちですが、この時期しか楽しめないさくらんぼを食べてデトックスしませんか⁉️

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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