③ 過敏性腸症候群 感染症との関連

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブディレクター
過敏性腸症候群ってのは食事だったり心理的なストレスが原因になる事が多いという話でしたけど、それ以外で何か原因になる事ってありますか?

Dr.菰池 たまちホームクリニック院長
そうですね。感染性腸炎ってみなさん聞いたことがあるでしょうかね。

Dr.大友
O157とか? 

Dr.菰池
O157は、そうですね。サルモネラと腸炎ビブリオとか

Dr.大友
ノロウイルスとか

Dr.菰池
ノロウイルスとかもそうですね。そういった感染性胃腸炎に罹ってしまった後に、腸が過敏になってしまって、下痢とか便秘とかそういった症状が慢性的に出てしまうという方もいらっしゃいますね。

Dr.大友
それは、消化管の粘膜なのか、免疫力が落ちたり、そういうことが関係しているのですか。

Dr.菰池
関係しているでしょうね。

Dr.大友
具体的には、どうなんですか?どれくらい増えるんですか?その、感染症にかかった後は。

Dr.菰池
一部の報告では感染症にかかった後は5倍~10倍増えるって報告もあります。過敏性腸症候群の患者さんの中で5%~20%ほどで、そういった感染性の胃腸炎をきっかけにして、過敏性腸症候群を発症するという方がいらっしゃいます。

Dr.大友
そうすると、手洗いだったりとか、調理面での衛生面とかそういうことを気にすることは重要ということでしょうか。

Dr.菰池   
非常に重要でしょうね。

Dr.大友
なるほど。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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