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[ドクターの㊙レシピ] サラダから砂糖を抜いて始まる甘い関係⁈

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甘い食べ物が老化の原因に!?

タイ料理お砂糖が多すぎだよね”その不用意な一言でタイの女友達との関係が穏やかならざる雰囲気に。
曰く、”甘くて辛いのがタイ料理。お砂糖を使わないなんてあり得ないっ!”
ご機嫌を直すため⁈にはもう料理を作って証明するしかない状況に。

そもそも食べ物を甘くすると肥満だけでなく、糖化ストレスを引き起こす可能性があるからという話から。

糖化ストレスは酸化ストレスと並ぶ二大ストレス
体内の余分ながたんぱく質脂質と結びついて変質することによって体の細胞を老化させます。
結果として認知症、血管の病気や癌など様々な病気の原因となるので要注意と言われている医学界のトピックです。

ちなみに糖化した物質(AGEs)カステラの底ホットケーキの茶褐色がそれ。美味しそうな焼き色も、摂り過ぎると体内ではカラダにダメージが生じるから気をつけてください。

 

話は戻って仲直りの気持ちも込めてふるまったのが、牛肉トマトのタイ風サラダ。
牛肉は65度を超えて加熱すると縮んで硬くなり、肉汁が流れ出てうまみが失われてしまうので、水から茹でて65度で火を止めることでほんのり柔らかな食感に。AGEsは加熱する温度が高いほどより多く発生するから、高温で調理しないことは糖化ストレス防止という意味でも効果的

トマトは加熱によって甘みが期待できるだけでなく、トマトのうまみ成分のグルタミン酸がぎゅっと凝縮して風味が増すのが好き。
今回はAGEsを発生させないようにセミドライにしてサラダにしました。

トマトには紫外線からお肌を守ってくれるリコピンが豊富なので美白を目指す彼女にはピッタリ。
ちなみにAGEsは一度できてしまったら分解する方法はまだ解明されていません。そのため日々のお食事の努力が重要です。

もお砂糖も使わずして、肌にも良いサラダ。夏の完熟トマトで是非お試しあれ。

牛肉とトマトのタイ風サラダ  医食同源レシピ

【材料】
牛肉の薄切り : 200g
玉ねぎ : 1/2個 …縦に薄切り
パクチー : 1わ →紫蘇で代用してもOK

(A)
ナンプラー:大さじ1
レモン汁:大さじ1.5
赤ワインビネガー:小さじ1.5
赤唐辛子:1本 …小口切り
ニンニク:1片 …みじん切り
セミドライプチトマト:6玉分

【作り方】
①(A)のドレッシングの材料を混ぜておく

②お鍋か深めのフライパンに牛肉とかぶるぐらいの水をいれて弱めの中火にかけ、水が65度になったら牛肉を引き上げる。ペーパータオルの上にあげて水気をとる

③ボウルに牛肉と玉ねぎ、①を入れて味を染み込ませるように和え、最後にパクチーを混ぜる

セミドライトマトは横半分に切ったプチトマトをオーブンシートをしいた鉄板に並べ(皮が下)日陰で干してください。

シェフドクターピエールのInstagram 【@chefdoctor_pierre】はこちらから!

 

Dr. Pierre think Thai food contains too much sugar, but my Thai friend says she can’t think of Thai food with less sugar.
So, using beef and tomatoes, made the non-sugar Thai salad especially for her.

Excessive sugar can cause glycation stress as well as obesity.Glycation stress causes aging of the cells of the body by the alteration of excess sugar in the body by binding with proteins and lipids.It causes various diseases such as dementia and cancer.

And since more AGEs are generated at higher heating temperature, it’s better to cook beef at low temperature to reduce saccharification.

A salad for healthier skin without using any oil or sugar.I recommend you to try it with summer ripe tomatoes!

〔シェフドクター PierreのBiography〕

料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフや美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ及びボルドーワイン騎士団コマンドリー、ブルゴーニュワイン騎士団シュバリエ、シャンパーニュ騎士団シュバリエと各団体から名誉ある騎士号を叙任している。またパリ発祥で国内No1ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンで’ワインと究極のアンチエイジング’の講座も担当している。

医師としては国内のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療でアーティストや財界人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどの鍼の名手で東洋医学にも造詣が深い。

渋谷セントラルクリニックエグゼクティブディレクター
日本抗加齢医学会専門医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)、日本麻酔科学会専門医

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