菊花 きくか

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食用にされる菊花は、観賞用の菊と同じ仲間の菊ですが、食用にされる花びらの部分が大きく、苦味が少ない特徴があります。また、菊花の花弁は筒状に丸まっているため、キュッとした独特の食感があります。食用菊には、大輪の紫色の「延命楽(えんめいらく)」や八戸の特産である黄色い「阿房宮」、刺身の妻などに使われる小菊などの種類があります。菊花の旬は9月上旬から12月初旬にかけての秋ですが、早生種が改良されているので旬以外の時期にも出回るようになりました。また、小菊はハウス栽培のものも多く、1年を通じて安定して出荷されています。

栄養素

菊花には、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸や磯クロロゲン酸が多く含まれています。どちらも抗酸化作用があるので、老化や性尾圧習慣病を防止する働きがあります。

また、菊花には、生体内の有毒物資を解毒する働きのあるグルタチオンが豊富に含まれています。

さらに、ビタミンB2や抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEをはじめとするビタミン類が豊富に含まれています。

菊花の主な栄養成分(可食部100gあたり)

効能・効果

眼精疲労予防:眼精疲労の回復に効果があり、漢方でも目の薬として用いられてきました。

リラックス効果:菊花に含まれるクサンテノンという香り成分には、気持地を落ち着かせてリラックスさせる効果があります。

老化防止:クロロゲン酸、イソクロロゲン酸、ビタミンEなどの抗酸化作用がある物質の働きにより、活性酸素を防ぎ、老化を防止します。

がん予防:クロロゲン酸はがん細胞の増殖を防ぐため、がん予防の効果があります。

生活習慣病予防:ポリフェノールの仲間である、磯クロロゲン酸は、悪玉コレステロールの増加を抑えるため、生活習慣病予防に有効です。

美肌:グルタチオンは体内の有害物質や老廃物を解毒してくれる効果があるので、美肌にも効果があります。

東洋医学的側面

  • 寒熱: 寒(体の熱を冷ます)
  • 昇降・収散・潤燥:昇(気を上げる)
  • 臓腑:肺・肝
  • 五味:甘(補い滋養する作用)・微苦
  • 毒性:無毒

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

少量の酢を入れてゆでると、鮮やかな色を出すことができます。また、ゆで時間は3040秒さっとくぐらす程度にするとシャキシャキした歯ごたえが残ります。ゆでたものは1週間程度しか保存できないので、長期間保存したい場合は冷凍庫に保存します。

菊花は体を冷やす性質があるので、下痢をしやすい人や冷え性の人などは、注意して食べるようにしましょう。

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