不老長寿の鍵は伊勢海老とピーナッツにあり⁉️
京都で伊勢海老とピーナッツの炒め物
最近、京都は新しい中華、ヌーベルシノワの旗手として名高いお店が多い。
その中でも面白いなと思ったお料理が伊勢海老とピーナッツ(落花生)の炒め物。
伊勢海老の身とピーナッツを炒めたものに、伊勢海老の味噌をシャーベットにしたものを併せて食べるという趣向。
これが医食同源loverのDr.ピエールに刺さった。
そもそもピーナッツはアンチエイジングの世界では話題になることが多い豆。
ハーバード大学は12万人の食生活を30年間にわたって観察した結果、ピーナッツを始めとするアーモンド、カシューナッツ、クルミ、マカデミアンナッツ、ピスタチオなどのナッツ類を食べると長生きの傾向がありと発表したから。
ナッツの知られざる医食同源パワー
ナッツ類はビタミン、ミネラル、タンパク質、食物繊維のバランスよく含まれていて、如何にも健康的ですが、ピーナッツに関していうならば糖質と脂質を効率よく分解するビタミンB3の一種であるニコチン酸が特に多い。
ニコチン酸は体内でNAD+という物質になり、長寿遺伝子であるサーチュインを活性化することでの若返り研究が進んでいる。
同じくNAD+を増やすとされる若返りのビタミンと呼ばれるNMNの広告はクリニックにたくさんきますが、中には月に15万円という値付けのものもあるくらい高い。
それならまずは1日にピーナッツを10個くらい食べた方が良いのではないかなと思ったり…。
何はともあれ、ピーナッツに伊勢海老のシャーベットに含まれる天然の赤い色素であるアスタキサンチンによる強い抗酸化作用のパワーが加われば老化や病気も予防できるに違いないと思った次第!
ちなみに誤解がないようにしておくとピーナッツバターはアンチエイジングのためにはダメですよ。
京、精華
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町36−3
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ