尿路感染症にもお勧め「クランベリー」 くらんべりー

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クランベリーは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、北米ではポピュラーな10~12月頃に旬を迎える果実です。花が鶴の飛ぶ姿に似ていることからCRANE(鶴)BERRYと名付けられました。

感謝祭などでは七面鳥に甘酸っぱいクランベリーソースをつけて食べるのが習慣になっています。ソースとして使うだけでなくジュースやジャム、料理の飾りなどにも使われます。生で食べてもあまり美味しくはありません。

DRピエールはアメリカに住んでいた時にクランベリージュースにはまってしまって、今でもアマゾンでお取り寄せしております。

尿道カテーテルのトラブルをクランベリージュースが尿をサラサラにして解決してくれると、泌尿器科のDr.小池が対談で教えてくれたことも記憶に新しいところです。

栄養素

クランベリーには抗酸化作用を持つポリフェノールの一種、プロアントシアニジン(PACS)が果物の中でも特に多く含まれています。生活習慣病や尿路感染症の予防などに効果があります。

また、キナ酸と呼ばれるポリフェノールやビタミンC、Eなどを多く含んでおり、強い抗酸化作用や殺菌作用などがあります。古くは航海の時に壊血病の予防にも利用されていました。

クランベリーの主な栄養成分(可食部100gあたり 生のものおよそ80粒)

効能・効果

尿路感染症の予防、改善:クランベリーに含まれるプロアントシアニジンには強い抗酸化作用や殺菌作用があり、膀胱炎や尿道炎、腎盂炎など尿路感染症を予防、改善する効果があります。また、ポリフェノールの一種、キナ酸には尿のPhを正常な弱酸性にする働きがあり、尿路感染症の予防効果を高めます。

動脈硬化の予防:プロアントシアニジンには動脈硬化の原因となる酸化LDLコレステロールの生成を抑制する働きがあります。

美肌効果:クランベリーに含まれるポリフェノールやビタミンC、Eなどは肌細胞で発生する活性酸素を除去する効果があり、シミやたるみを防ぎ、美肌効果を発揮します。

整腸作用:クランベリーに含まれる食物繊維の一種、ペクチンには整腸作用があります。

歯周病の予防:プロアントシアニジンの抗酸化作用は歯周病の予防にも役立ちます。

東洋医学的側面

  • 寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
  • 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)、収(気を体の中に収める作用)
  • 臓腑:心、肝、腎
  • 五味:酸(収斂、免疫力を高める)
  • 毒性:無毒

気の流れを良くして消化促進、胃潰瘍の予防など胃腸の調子を整えます。
腎(泌尿器)の働きを高め、膀胱炎、尿道炎、腎盂炎などの予防効果があります。
血の巡りを良くして水分の排出を促し、むくみの改善効果があります。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

赤く熟していて、形が良いものを選びましょう。

生のままだと強い酸味や渋みがあるため、ジュースやジャムなどに加工して食べるのが一般的です。

保存袋などに入れて冷蔵庫で保管します。長期間保存する場合は、冷凍庫に入れておけば一年程度は保存できます。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手でで東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

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