② すい臓がん アルコールとの関係

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 (イシペディア編集長)
僕の周りはワインを飲む人がすごく多くて、皆さんすい臓がんに関しては戦々恐々としておられます。一般論として、すい臓がんとアルコールの関係ってどういう風に言われてるんですか。

Dr.菰池 (たまちホームクリニック院長)
アルコールを飲み過ぎて慢性膵炎になったり、糖尿病をきたすような大酒家の方っていうのは、もちろんすい臓がんのリスクは増えます。

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
多分ワイン好きの方、あるいは、Dr.大友自身もそうなのかも知れませんけども。

Dr.大友
そうですね。はい(笑)。

Dr.菰池
お酒が好きな方って、お酒を分解する酵素って多分お持ちだと思うんですよね。

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
すごく弱くて、真っ赤っ赤になって、いつまでもヘベレケになるまで飲むっていう方でなければ、そこまでのリスクにはならない。

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
ではないかと。

Dr.大友
今、顔が赤くなるってお話でしたけど、食道がんとかすい臓がんでは顔が赤くなる人はリスクが高いっていうのは、最近とりだたされていると思うんですよね。その赤くなる理由を教えて頂けますか。

Dr.菰池
そうですね。赤くなる方のことをよく、フラッシャーと言うふうに言いますよね。

Dr.大友
フラッシャー。

Dr.菰池
アルコール分解酵素が、体の中に無い方が赤くなってしまう

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
顔が特に紅潮してしまうってことですよね。

Dr.大友
赤くなる方では、すい臓がんのリスクが高くなるということですかね。

Dr.菰池

そうですね。

Dr.大友

なるほど。

Dr.菰池
食道がんもそうですね。

Dr.大友
食道がんもそう言われてますね。すい臓がんでは因みにどのくらい高くなるんでしたっけ。

Dr.菰池
飲酒プラス喫煙ってことがあると、約10倍くらい危険が増えると言われていますよね。

Dr.大友
お酒、そのものっていうのも有るけれど、たばこも吸ってしまうと10倍。

Dr.菰池
これは、かなりな確率ですよね。

Dr.大友
顔が赤くなって、たばこを吸うと、10倍。

Dr.菰池
はい。

Dr.大友
なるほど。お酒飲んでも赤くならない、つまりお酒強くて、たばこを吸っている人とかどうですか。

Dr.菰池
それは、恐らく、もう少し少ないでしょうかね。2倍とか3倍、先ほどありましたよね。

Dr.大友
なるほど、なるほど。お酒は、顔が赤くなる人は、とりあえず飲み過ぎてはいけないし、たばこを吸う環境で、周りが吸っていらっしゃるってとかも良くないんですよね。

Dr.菰池
そうですね。あの、最近よく言われてますけど、受動喫煙ですよね。

Dr.大友
副流煙問題ですよね。

Dr.菰池
はい。

Dr.大友
予防してくれるの、なんか無いんですか?飲み物で。

Dr.菰池
なるほど。これはね、緑茶とか、適度なカフェインというか、コーヒーですかね。こういったものは、予防効果があると今は言われていますね。

Dr.大友
過去に何回かDr.菰池とした対談、肝臓がんの時はコーヒー4杯くらい飲むと丁度いいのかもしれないっていう論文が有るって話でした。すい臓がんとかは、いかがなんですか。

Dr.菰池
すい臓がんに関しても、一日3杯未満であれば、発症率はすい臓がんに関しては上げないと言われていますね。

Dr.大友
なるほど。4杯以上はだめってことですよね。

Dr.菰池
そうですね。はい。

Dr.大友
なるほど。より飲むと上がるって話がありますが

Dr.菰池
ありますね。これ国によって少し違うんですよね。アメリカの統計とかカナダの統計で、ちょっと違うんですけども。

Dr.大友
はい。

Dr.菰池
確かカナダとかでは10杯飲む方は、リスクが非常に高くなるって言われているそうですので。

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
飲みすぎは、やはりよくないということでしょうかね。

Dr.大友
やっぱ、3~4杯くらいが、何かいい適度ラインってことですね。

Dr.菰池
恐らく、そうでしょうかね。

Dr.大友
お茶はどうですか。カテキンとかね、抗酸化物質の話が常に有るわけですが。

Dr.菰池
そうですね、今のところ日本では予防効果がどこまであるっていうのは言われていませんけども。
一般的に、抗酸化作用と出ましたけども、普通に考えると抗腫瘍効果も有ると思いますので。

Dr.大友
体の錆つきを抑えたり(抗酸化)とか、あとは、がんが大きくならないようにする効果(抗腫瘍効果)ですね。

Dr.菰池
なので、それだけをもちろん飲んでればいいという問題ではないですけれども、有る程度の予防効果ってのは期待できると私は思います。

Dr.大友
なるほど。ただ、論文としては、まだ無いということ。

Dr.菰池
まだ無い。

Dr.大友
なるほど。了解です。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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