⑩ 胃がん 胃を切った後に起きる低血糖

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Dr.大友 (イシペディア編集長)
を取った後の症状の話を仰って頂きましたけども、ダンピング症状にも二種類くらい有って、食後しばらくしてから起きるものがあるようですね。

Dr.川村(川村病院副院長)
そうですね。後期ダンピング症候群の事を仰っていると思うんですけども、胃を切ると急速に食べ物が小腸に流れ込みますので一過性に血糖が高くなります。それによってインスリンというホルモンが過剰に分泌されて、逆に低血糖症状を起こしてしまうことをダンピング症候群と言います

Dr.大友
血糖が急激に上がることによって、血糖を下げるホルモンであるインスリンが沢山出過ぎたことによって、今度は低血糖になってしまうという事ですね。

Dr.川村
そういう事です。

Dr.大友
低血糖になると、例えばどれくらい症状が現れるのですか。例えば、食後の何時間ぐらいとか。

Dr.川村
一般的には、食後2~3時間くらいで出る事が多いといわれています。

Dr.大友
どんな症状なんですか。後期ダンピング症候群って。

Dr.川村
震えであったり、冷や汗をかいたりですね、気分がだるい、そういった症状が出ます。

Dr.大友
力が入んないような。

Dr.川村
そういう事です。

Dr.大友
そんな事になってしまった時はどうしたらいいんですか。低血糖症状になって。

Dr.川村
胃を切った方は、そういう危険性が常にありますので、速やかに血糖を上げるような、飴であったり、チョコレートだったりを常に携帯しておくといいかもしれません。

Dr.大友
それは、胃を切った後もずっと続くもんなんですか。それとも、暫くして食べ方が慣れてくると、そういったものは出なくなってくるものなんですか。

Dr.川村
食べ方の工夫である程度予防できると思いますが、起きる可能性は常にあります。そのため血糖を上げるものを持っておいて悪い事はないと思います。

Dr.大友
なるほど。お守りとしては持っておいた方がよいかもしれないということですね。

Dr.川村
そうですね。

Dr.大友
了解しました。ありがとうございます。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

川村雅彦 川村病院副院長
日本外科学会 専門医、日本消化器外科学会 専門医指導医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本消化器病学会 専門医、消化器がん治療認定医、日本乳癌学会 認定医、日本医師会認定産業医

‘診断から治療、看取りまで’をモットーにどんな時も患者さんの心に寄り添える医師を心がけています。

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