① 胃がん 胃を切った後に起こること

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【Dr.大友とDr.川村の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 (イシペディア編集長)
今日は、静岡県富士市の川村病院に来ています。とても素敵な「幸ハウス」という、キャンサーケアリングセンター(cancer caring center)で撮影をしたいと思います。お話をして下さるのは、川村病院の副院長Dr.川村雅彦です。よろしくお願いします。

Dr.川村(川村病院副院長)
よろしくお願いします。

Dr.大友
今日は胃ガンとかの理由でを切った後にお食事をどういう風にして食べたらクオリティオブライフ(QOL)が上がるか、健康に楽しく生きていけるかってことを聞きたいと思っています。まず、胃を切った後って、どんな事が起きるんですか。

Dr.川村
胃を切ると、胃が純粋に小さくなったことによって、胃に物を貯める能力(貯留能)が少なくなります。
もう1つは、胃には幽門という出口があるんですけれども、その出口が手術によって失われることによって生じます。食べ物が胃の中に留まれなくなることによって、胃の次にある十二指腸のほうへ出ていってしまうことが主に上げられます。

Dr.大友
貯められなくなることと、今度は直ぐ小腸、十二指腸に出て行ってしまうってことが問題なんですね。そうすると、どんな症状が出てくるんですかね。例えば、貯められないことによって起きる症状ってどんなことですか。

Dr.川村
食べものを貯める力がないので、手術前、胃を切る前と比べて、食事を摂れる量が少なくなってきますね。

Dr.大友
なるほど。要するに、1回ですぐにお腹がいっぱいになってしまうっていうことですか。

Dr.川村
そうですね。

Dr.大友
食べ物がすぐ次の小腸にいってしまうことによっては、どんな症状がおきるんですか。

Dr.川村
食べ物が通常よりも早く次の臓器(十二指腸)にいってしまいますので、高血糖、もしくは、低血糖のようなダンピング症候群といわれる症状が出たりします。

Dr.大友
ありがとうございます。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

川村雅彦 川村病院副院長
日本外科学会 専門医、日本消化器外科学会 専門医指導医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本消化器病学会 専門医、消化器がん治療認定医、日本乳癌学会 認定医、日本医師会認定産業医

‘診断から治療、看取りまで’をモットーにどんな時も患者さんの心に寄り添える医師を心がけています。

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