頭の回転がキレッキレになるマグロかな

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認知症予防にはお魚を食べよう!

Dr.ピエールは小さい頃に“魚を食べると頭が良くなる“と言われて育った走りの世代。
その時は子供心にホントかよって思ってたけど、30年以上経った今、お魚をよく食べる食事スタイルは健康的とする研究が世界中で発表されている。
その根拠の一つがお魚を日常的に食べていると認知症を予防できるという話。

日本人が多く食べる魚の代表といえばマグロ
マグロや青魚に多く含まれるDHAEPAなどのオメガ3脂肪酸は動脈硬化を予防するだけでなく、慢性の炎症を抑えてくれることで脳が壊れてしまうのを抑えてくれる。
またマグロの赤身には良質なたんぱく質を含んでいる上にストレスの軽減に関わるビタミンB3(ナイアシン)が多い。

Dr.ピエール的には酒飲みでは減りがちなビタミンB12が血合いに多いので機会があれば食べるようにしてます。

Dr.ピエール的、頭の回転を良くする方法

最先端の脳科学をもとに頭の回転を良くする方法をDr.ピエール的にまとめると…
❶酸化と糖化ストレスを減らす
ビタミンミネラルを不足しないようにして、ホルモンの活性を高める
❸有害金属を減らすこと

そういった観点からするとマグロは水銀などの有害金属を含んでいるから食べないほうが良いって話をする人もいるけど、これだけ環境汚染が進んだ世の中に完璧な食材というのはもはやないと考えた方が良いのではないかと思っています。

ちなみに水銀を少しでもデトックスしたければ、お食事の時にマグロと一緒に水溶性食物繊維を摂るのが一番
そういう観点からは刺身のつまとして大根を食べるのは日本人の英知ですね。

日本人と同じくらいマグロを愛しているかも知れないのがシチリアの人たち。
写真のように香草やアグラッサートという玉ねぎを焦がしたソースと一緒に軽く焼いて食べればマグロの新しい魅力を感じることができるはず。

頭を良くすることに励んだり、頭の回転を鈍くするアルコールを飲んだりと忙しいけど、日々楽しんでやっているからまあ良しとしようかなと思う。

アンジェロコート東京
東京都中央区八重洲1丁目9−9 東京建物ビル1F

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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