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美と健康をサポートする「ローズマリー」 ろーずまりー

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ローズマリーの原産は地中海沿岸、シソ科に属する常緑樹で、マンネンロウ(迷迭香)という和名が付いており、健康と美をサポートしてくれるスッキリした強い香りを持つハーブです。

生の葉や乾燥させた葉を香辛料や薬として用い、花も食べる事ができます。また、水蒸気蒸留法で精油を抽出し薬として利用されています。ローズマリーの収穫期は4月~11月となります。

栄養素

ローズマリーには、ポリフェノールの一種であるカルノシン酸が多く含まれており抗酸化作用が期待され、ビタミンB1B2Cなどのビタミン類やタンニンが多く含まれています。また、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシン、そしてカルシウム、リン、マグネシウムなども含んでいます。カリウムも多く含んでおり疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。

ローズマリーの主な栄養成分(可食部100gあたり)

ビタミンB1・・・・・・0.036㎎
ビタミンB2・・・・・・0.152㎎
ビタミンC・・・・・・・21.8㎎
ナイアシン・・・・・・0.912㎎
葉酸・・・・・・・・・109㎍
カリウム・・・・・・・668㎎

効能・効果

ビタミンB1は疲労回復の効果があり、ビタミンB2は細胞の新陳代謝を促進、また、皮膚や粘膜の機能維持や成長に効果をもたらします。
ローズマリーに含まれるナイアシンも皮膚や粘膜の健康を維持し、脳神経を正常に働かせる効果があります。
貧血を予防し、細胞を産まれ変わらせたり、赤血球を新しく作り出すために必要な葉酸が含まれています。
疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に効果のあるカリウムも豊富に含まれています。
ビタミンCは活性酸素の発生や酸化力を抑える効果があります。

東洋医学的側面

・寒熱:温(穏やかに体を温める)
・五味:辛(発散、気を巡らせる作用)
・毒性:なし

記憶力・集中力アップ

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

ローズマリーは香りが強く、葉が肉厚で緑色が濃く鮮やかなものを選んでください。保存する場合は、天日やレンジで乾燥させドライで保存することができますが、やはり香りや風味は生には及びませんので、葉だけを取り、密封出来るポリ袋に入れ、冷凍保存することをおすすめします。もしくは枝のまま、水に挿しておくのも長持ちさせることができます。調理には羊肉やトマトと一緒に調理すると血行促進に役立ちます。

妊娠中や高血圧の人の長期摂取は避けた方が良いでしょう。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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