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忘れ去られた日本のスーパーフード”はったい粉”

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インスリンと肥満の関係

ダイエット中でお菓子を食べることに罪悪感ありのDr.ピエールに供された嬉しいデザート。
でもよくよく見るとこれがダイエットにも健康にも良い一品なのです。

まずダイエット中の方には是非知っておいていただきたいのが、インスリンというホルモンと太りやすさの関係。

ダイエットにとても重要なのが糖分を全身の臓器に届けるホルモンであるインスリン。
エクササイズが足りなかったり、水溶性食物繊維ミネラルが足りなかったりするとインスリンが働きにくくなります。
これをインスリン抵抗性と言い、インスリンが多く分泌されることによって太りやすくなります。

インスリンは食後に上昇する血糖値を正常に戻すホルモンですが、うまく働かない状態だと血糖値を下げようと過剰に分泌されてしまいます。
インスリンには脂肪を合成する酵素を活性化する働きもあるので、そうなると体に脂肪が溜まって痩せにくくなるというわけ。

また血液中にインスリンが多い状態だと肥満、老化、発癌を促進してしまうことになってしまいます。

それを改善するためにDr.ピエールがおすすめしているのは亜鉛マグネシウム食物繊維の多い食べ物を摂ること。

なんとその全てが完璧に、しかも豊富に含まれている日本のスーパーフードがあるんです。

 

インスリン抵抗性をもう少し詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。ダイエットがうまくいくために必要なKeyを順を追いながら対談しています。
☛ インスリン抵抗性は太りやすくなる ダイエットとホルモン

はったい粉のGI値の低さに注目

それは、大麦を炒って粉にした「はったい粉」(東日本では「麦こがし」)。

昭和20〜30年代には砂糖を入れてお湯で練ったものがおやつとして重宝され、現代では和菓子のらくがんなどにも使用されているみたい。

 

その栄養価を小麦粉と比べると
・ 亜鉛9倍
・ マグネシウム7倍
・ 食物繊維6倍

また、食後の血糖値の上昇度合いをあらわすGI値にも注目。
これが高いとインスリンが多く分泌されてしまいますが、大麦お米小麦に比べてGI値が非常に低いのが特徴。

更に「はったい粉」の食物繊維は、ごぼうなどの野菜と比べてダントツに多いだけではなく、野菜ではなかなかとることができない“水溶性”食物繊維の「大麦β-グルカン」であるところもポイント

大麦β-グルカンは水に溶けるとゼリー状に固まり、胃の中にある食べ物を包み込んで消化器官をゆっくり移動。そのため糖質の吸収をゆるやかに抑えてくれます。
コレステロール値を下げる働きもあるので、はったい粉はもはやダイエット中には必須かも知れません。

きな粉をイメージするとお菓子やお料理にも取り入れやすいと思うので、Dr.ピエールも今後色々なレシピで試してみようと思っています。

天ぷら松
京都府京都市右京区梅津大縄場町21−26

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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