イシペディア > 食事学と医療の大辞典 > シェフドクター ピエールの幸せのレシピ > アシタバとゴーヤで髪の毛フサフサになったDr.ピエールの話

アシタバとゴーヤで髪の毛フサフサになったDr.ピエールの話

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薄毛は全身のアンチエイジングにつながる

一年前に日本を代表する毛髪の偉い先生に髪の毛が薄くなったねと指摘されてから、実は色々と対策してきたDr.ピエール。
というのも髪の毛は見た目の問題だけでなく、心筋梗塞や前立腺ガンの予測因子という話もあり髪の毛をケアすることは全身のアンチエイジングにつながると言っても過言ではないから!

・ お食事で気をつけたことはタンパク質ビタミンAミネラルをしっかりと摂ること
・ 酸化ストレスの元となる睡眠不足やアルコール摂取に気を払うこと

特にビタミンAは成長ホルモンの産生を刺激することによって、細胞を正常に再生することで髪の毛や皮膚や粘膜を若々しく保ってくれます。
お野菜でケアするなら体内でビタミンAに変換されるβカロテン豊富な緑黄色野菜がオススメ。
ただアルコールを摂取するとβカロテンは減ってしまうので、髪の毛が生えるようにお祈りする日はアルコールはもちろん飲まずに、お食事が終わった後は成長ホルモンの恩恵にあずかれるように早めに寝ることが重要なのだ。

緑黄色野菜の中でもβカロテンの含有量が特に多いのがアシタバゴーヤニンジン
ということでこれらのお野菜とイカを炒めてみました!


アシタバにもゴーヤにもビタミンA以外にもやミネラル食物繊維なども豊富。
またビタミンCをはじめとする抗酸化物質も豊富なので、酸化によって生じやすい白髪対策にも良いはずのレシピ。
イカにはビタミンB12セレンとこれまた髪の毛の成長に欠かせない栄養素の他にもタウリンが多いので、ワインを飲みすぎなDr.ピエールな肝臓を癒してくれる。

アシタバとゴーヤの炒め物 医食同源レシピ

【作り方】
① アシタバとゴーヤを弱火で炒める。
② そこにニンジンと玉ねぎで作ったソフリット(事前にゆっくりと火入れしたペースト)を混ぜて、しんなりしてきたらイカとイチジクを混ぜ入れる。
③ 醤油で味付けをして盛り付ける。
④ 最後にユズを削ったら出来上がり。

レシピというほどでもない5分で出来る簡単メニュー。
髪の毛が気になる方もアンチエイジングしたい方もお試ししてくださったら嬉しいです。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ

この記事を書いた人

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら