キャベツ きゃべつ

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

キャベツは地中海が原産で江戸時代に日本に伝わりました。元々は丸くならない葉野菜でしたが品種改良によって今の球状の形になっています。

キャベツは一年を通じて出回っていますが、栽培する時期や地域によって旬が異なり、葉がやわらかい春物、甘みが強い夏物、葉が肉厚な冬物というように季節に合わせて異なる味や食感を楽しむことができます。

栄養素

キャベツは他の野菜にはあまり含まれていないビタミンUを多く含むのが特徴です。ビタミンUは別名キャベジンといい、胃粘膜を保護したり、傷ついた胃粘膜を修復したり、胃潰瘍を予防したりする効果があります。飲みすぎや食べすぎ、ストレスなどで荒れた胃を健康に保つ働きがあります。

また、キャベツは内側と外側の葉で多く含まれる栄養素が異なります。外側の青い葉にはβカロテンや必須アミノ酸が多く含まれ、内側の白い葉にはビタミンB1ビタミンB2ビタミンCなどが多く含まれています。

その他にも、食物繊維が豊富で便秘の予防や腸内環境を良くする働きがあります。

キャベツの主な栄養成分(可食部100gあたり 葉150g

効能・効果

胃粘膜の修復

キャベツに多く含まれるビタミンUには胃酸の分泌を抑制し、胃の炎症を抑えたり、胃粘膜を修復したりする働きがあります。またビタミンKには胃潰瘍などによる出血を抑える働きがあります。

抗酸化作用

キャベツに含まれるビタミンCは抗酸化作用が高く、細胞の老化を抑え、アンチエイジングの効果があります。また、ビタミンCには免疫力を高め、病気を防ぐ働きもあります。

便秘の改善

キャベツには食物繊維が多く含まれており、便秘の解消や整腸の効果があります。

むくみの改善

カリウムは水分の排出を促し、むくみの解消に効果があります。

抗がん作用

キャベツに含まれるフィトケミカルの一種イソチオシアネートには抗がん作用があると期待されています。

東洋医学的側面

  • 寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
  • 昇降・収散・潤燥:特になし
  • 臓腑:胃、小腸
  • 五味:甘(補い滋養する作用)
  • 毒性:なし

東洋医学としての「補益脾胃」の働きがある

食べ物の消化吸収を促進、消化不良・食欲不振などを解消する

胃痛、胸焼け、胃の不快感などを改善する

「気」・「血」・「水(精)」のうち「気」のエネルギーを補い疲労回復をはかる

胃腸虚弱を改善し、利尿、整腸、便通を整える効果がある

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

丸ごとのキャベツは芯の部分をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーを詰めてビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すると、みずみずしさを損なわず保存できます。

キャベツに含まれるビタミンUビタミンCは熱に弱く、加熱すると成分が溶け出します。できるだけ生のまま食べるか、汁ごと飲める煮込み料理やスープなどで調理すると栄養を無駄なく摂れます。

キャベツの外側の葉には硝酸塩という灰汁(アク)が含まれているため、外側の葉を12枚取ってから調理すると美味しくいただけます。

外側と内側の葉に含まれる栄養が異なるので、11枚はがして使うより輪切りや千切りにしたほうが栄養のバランスが良くなります。

参考文献

  • 『食べるくすりの辞典』鈴木昶・著
  • 『野菜薬膳』橋口亮他・著

関連するカテゴリ

関連する記事はこちら