菜種油(キャノーラ油) なたねあぶら

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

菜種油は、主に「セイヨウアブラナ」の種子から搾油した植物油で、日本で使われている食用油のおよそ6割を占めます。「キャノーラ」(canola)という名称は、カナダで生産されるキャノーラ品種という菜種の名称に由来しています。

日本で輸入される菜種のおよそ95%がカナダ産のキャノーラ品種です。サラリとした軽い食感が特徴で、揚げ物や炒め物などに使っても、油っぽくならないため人気があります。

栄養素

菜種油に含まれる脂肪酸のうち、およそ60%を占めるのがオレイン酸です。オレイン酸は酸化しにくい性質があり、高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防に効果的です。

また、動脈硬化の予防効果があるリノール酸がおよそ20%、血液をサラサラにするαリノレン酸が⒑%程度含まれています。動脈硬化や肥満の原因となる飽和脂肪酸の含有量も少なく、全体として脂肪酸のバランスが優れている食用油といえます。

菜種油の主な栄養成分(100gあたり 大さじ78杯)

効能・効果

生活習慣病の予防

菜種油に多く含まれるオレイン酸には、血中のLDL(悪玉)コレステロール値を抑制し、高血圧や脂質異常症、動脈硬化など生活習慣病を予防する効果があります。

血流の改善

菜種油に含まれるαリノレン酸には、血液をサラサラにすることで血流を改善し、血栓を予防する効果があります。

認知症の予防

菜種油に含まれるαリノレン酸は、体内でDHAEPAに変換され、脳神経を活発にする働きがあるため、アルツハイマー型認知症の予防効果が期待できます。

肌にうるおいを与える

オレイン酸やリノール酸は、ヒトの肌細胞や皮脂に多く含まれており、菜種油を摂取することで、肌を乾燥から守り、うるおいを与える効果があります。

血液の凝固作用

菜種油に含まれるビタミンKは「止血のビタミン」とも呼ばれ、血液を凝固させるプロトロンビンという物質を作るために不可欠なビタミンです。ケガの出血や内出血を速やかに止める作用があります。

東洋医学的側面

  • 寒熱:温(体を緩やかに温める)
  • 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
  • 臓腑:脾、肺
  • 五味:甘(補い滋養する作用)、辛(発散、気を巡らせる作用)
  • 毒性:無毒

腸を潤し、便秘を解消します

皮膚の乾燥を防ぎます。

腫れものの熱を抑えます。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

菜種油は比較的、熱に強いため天ぷらや揚げ物などに利用すると良いでしょう。何度か使用する場合は、油こし器で一日保管し、不純物を沈殿させ、上部のきれいな油を使いましょう。

緑黄色野菜などに含まれるβカロテンやビタミンEは脂溶性ビタミンのため、そのまま食べるより、菜種油などで炒めて食べたほうが吸収率が高くなります。

菜種油を使った後は、容器のキャップをしっかり締め、できるだけ空気に触れないように常温で保存します。使用期限に関わらず、開封後は12か月を目途に使い切りましょう。

関連するカテゴリ

おすすめ記事

関連する記事はこちら