抗酸化作用でアンチエイジングの「雲丹」 うに
ウニは棘皮(きょくひ)動物門のウニ網と言う分類に属しており、種類は約900種類もあるとされています。
中でも有名なウニとしては、バフンウニやキタムラサキウニ、アカウニ、シラヒゲウニなどがあります。
棘皮動物門に属する生き物は、ナマコやヒトデと同じく、心臓や神経を持っていません。
旬はそれぞれの種類によって異なっており、例えばバフンウニは春、ムラサキウニは夏、アカウニは秋となっています。
栄養素
ウニには強い抗酸化作用が期待されるビタミンEが豊富に含まれています。
また、ビタミンB1やビタミンB2、植物から得られないビタミンB12なども含まれています。
β-カロテンも豊富に含まれており、β-カロテンは体内に入るとビタミンAとなり、活性酵素を抑制して、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守り、皮膚や粘膜を正常に保ちます。
その他、葉酸がホウレンソウの約3倍、アスパラガスの約2倍含まれています。葉酸は熱に弱いですが、ウニは生で食べる事が多いので効果的に葉酸を摂ることが出来ます。
ウニの栄養成分(可食部100g当たり)
・脂質・・・・・・・・・4.8g(飽和脂肪酸0.63g 不飽和脂肪酸1.79g)
・タンパク質・・・・・・・・16g
・コレステロール・・・・290㎎
・ナトリウム・・・・・・220㎎
・カリウム・・・・・・・340㎎
・カルシウム・・・・・・12㎎
・炭水化物・・・・・・・3.3g
・鉄分・・・・・・・・・0.9㎎
・マグネシウム・・・・・27㎎
・ビタミンC・・・・・・3㎎
・ビタミンE・・・・・・・3.6㎎
・ビタミンB6・・・・・0.2㎎
・ビタミンB1・・・・・・0.1㎎
・ビタミンB12・・・・1.3㎍
・ビタミンB2・・・・・・0.44㎎
効能・効果
抗酸化作用:豊富なビタミンB1やビタミンB2、ビタミンEの抗酸化作用により生活習慣病や、血流を良くし、エイジングケア効果が期待されます。
動脈効果・心筋梗塞:βカロテンが体内でビタミンAとなり、血液の流れをよくして、高血圧などを予防する効果があります。
東洋医学的側面
・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
・昇降・収散・潤燥:なし
・臓腑:心、肺
・五味:苦(気を降ろす、固める作用)、甘(補い滋養する作用)、鹹(軟化させる作用)
・毒性:なし
胃酸過多による疼痛を取り除きます
塊を和らげ取り除きます
痰を取り除き、むくみが出る症状を解消します
栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法
ウニの実入りが最も良く美味しいのは産卵期を控えた頃です。
産卵期は海域や種類によって違ってきます。旬に食べるのが栄養素も豊富で美味しいです。
生のままいただくのが一番風味よくいただけますが、生ウニは新鮮なものを食べてください。
ミョウバンで処理したものは渋みや苦みを感じることがあります。