⑤ 肝臓がん 非アルコール性の脂肪肝の症状

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【Dr.大友とDr.菰池の対談動画はこちらをclick】

Dr.大友 (渋谷セントラルクリニック総院長)
脂肪肝、肝臓がん、肝細胞がんの関係についてお伺いしたいと思います。アルコール性の脂肪肝については先ほどもお伺いしましたので。
そもそも非アルコール性の脂肪肝って聞き慣れない、聞き馴染みのない人も多いと思うんですけど、どんな風に診断されるんですか。

Dr.菰池 (たまちホームクリニック院長)
診断される時は無症状の事が多いです。

Dr.大友
全然症状がないってことですね。

Dr.菰池
そうですね。肝臓って昔から沈黙の臓器と言われていましたけれども、数値が悪くても痛いとか何かそういう辛い症状って出にくいです。

Dr.大友
なるほど。数値ってどんな数値を見てるんですか。健康診断で見るような数値のことですよね。

Dr.菰池
そうですね。健康診断とか人間ドックを受けて頂いた時に必ず3つ測る数値ってあると思うんですね。AST、ALT、γ-GTの3つで判断して頂いていいかなと思います。

Dr.大友
なるほど。AST、ALT、GO・・・、あれ、もう言わなくなったんですか。

Dr.菰池
まだ言いますね。GOT、GPTとも言いますね。

Dr.大友
言いますよね。それはどうなってると怪しいって診断されるんですか。

Dr.菰池
そうですね。脂肪肝はお酒を飲む方は結構γ-GTが高いとか知られています。会社で結構、一喜一憂することあると思います。

Dr.大友
僕の周りにも多いですよ。ワイン好きな人多いから。

Dr.菰池
そうですよね。非アルコール性の脂肪肝炎でも肥満なんかが原因で、脂肪肝になっていらっしゃる方っていうのはγ-GTPはお酒飲まなくても高くなります

Dr.大友
なるほど。

Dr.菰池
ASTとALTって今言いましたけども、ALTの方がどちらかと言うと上がってくるタイプの方が多いですね。脂肪肝など。

Dr.大友
なるほど。AST、ALTって大抵並んでいるけれど、その下の方高いってことですね。

Dr.菰池
そうですね。

Dr.大友
なるほど。そういう人たちってコレステロール値とか中性脂肪の値は?見た目に肥満だって分かったり、細身の人もいますがデーターはどうなんですか。

Dr.菰池
様々ですけども非アルコール性の脂肪肝炎の方は数値は、特に中性脂肪なんかは高く出る傾向にはありますよね。

Dr.大友
なるほど。そうですか。引き続き非アルコール性の脂肪肝についてお伺いしたいと思います。

 

大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)

免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。

またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。

菰池信彦 たまちホームクリニック院長

日本内科学会認定医、日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化管学会認定指導医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本ヘリコバクターピロリ学会認定感染症認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本カプセル内視鏡学会認定医、日本医師会認定産業医

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