② 大腸がん 大腸の役割
Dr.大友(渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター)
大腸の解剖の話を教えてもらいましたが、大腸は具体的にはどんなことをしているんですか。
お伺いしたいのは、食事を摂って体に色々吸収するっていう過程においてどんな役割がありますか。
Dr.川村(川村病院副院長)
我々が食べた物の多くは小腸で吸収されます。
Dr.大友
食道、胃を通って、少し胃液で消化された後に小腸で吸収されるということですね。
Dr.川村
大腸は最後、水分を吸収して便の形にして、最後肛門から出すというその為の臓器ですね。
Dr.大友
大腸では水分のコントロールをするから、水分がうまく吸収できないと下痢になってしまう。
Dr.川村
吸収しすぎると便秘になりますね。
Dr.大友
便秘になってしまう。ということは大腸の調子が悪くないってことにおいて、便秘と下痢でないことが重要という理解でよろしいですか。
Dr.川村
そうですね。
大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター
日本抗加齢医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本医師会認定産業医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)
免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療で著名人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほど鍼治療の名手で東洋医学にも造詣が深い。
またワインと健康食の愛好家しても名高く、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュのワイン騎士団から名誉ある「シュバリエ」を叙任されているほか、料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有する美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会の「オフィシエ」でもある。
川村雅彦 川村病院副院長
日本外科学会 専門医、日本消化器外科学会 専門医指導医、日本消化器内視鏡学会専門医指導医、日本消化器病学会 専門医、消化器がん治療認定医、日本乳癌学会 認定医、日本医師会認定産業医
‘診断から治療、看取りまで’をモットーにどんな時も患者さんの心に寄り添える医師を心がけています。