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お腹にガスが溜まった時はミント春巻きをたべる

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ミントはお腹に優しいハーブ

タイで生春巻を頼むと焼いたクレープ生地で包んだものが出てくることに驚いたことがある。
ライスペーパーを使うものはベトナム風で、ベトナム風生春巻「ネームヌアン」として区別されている。
料理として出てくるというより、自分で卓上で巻き巻きする”手巻き寿司”感覚。

多くのベトナム系移民が住んでいるタイ東北部のウドンタニーに広がり、イサーン地方全般で広く食べられるようになった郷土料理。
お肉を串に巻いて焼いたものをたっぷりのハーブや野菜、米麺と一緒に小型のライスペーパーに包んで食べる料理で、きゅうり唐辛子生姜などの他に未熟のマンゴーや青いバナナも生でムシャムシャするのが楽しい。

このお料理に絶対に欠かせないのが、ミントとドクダミというベトナムらしいハーブ。

ミントポリフェノールでアンチエイジング

ミントにはフラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールという3つのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用による細胞の老化防止やアレルギー症状の改善が期待できます。

最近、ミントはお腹に優しいハーブとして大注目されている。
腸内のガスを出しやすくし、お腹が張ることで生じるお腹の痛みを減らしてくれることからストレスや緊張が原因の「過敏性腸症候群」にも効果的だと研究されています。
というのも、ミントは腸を動かすように働きかけるセロトニン、サブスタンスPという神経伝達物質の放出を抑える効果があるから。

Dr.ピエール的にお手軽にこのお腹に優しいお料理を再現するなら、炭火焼の焼き鳥とお漬物を千切りにしたものを一緒に巻いて作ることが近いかな⁉️
週末にお好きな薬味とミントを用意して巻き巻き生春巻パーティー、楽しいですよね。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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