色気あるトスカーナ風のアーティチョーク

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トスカーナ風アーティチョークのカルパッチョ

それはアーティチョークをカルパッチョにして、イタリアのカラスミであるボッタルガを振りかけた一皿。

なぜ色気があるかって、アーティチョークは古代ギリシャ・ローマ時代から男性にも女性にも主に媚薬として使われてきた人気野菜だから。

特に花の部分は効果が高いとされ、王侯貴族がこぞって買い求めたと言われてます。
現代的な視点でみると花のところに多く含まれている亜鉛による精力増強だったのでしょうね。

また薄切りにしたつぼみ部分は歯でしごいて食べますが、時にほのかな苦みを感じます。

この苦みの成分はポリフェノールの一種で肝臓の機能を強化し、胆汁の分泌を促進します。
そのため肝臓のダメージを和らげ、二日酔いにも効くほか、脂肪燃焼も手伝ってくれるので、胃腸を整えるにはとっても効果的。

食べ過ぎ飲み過ぎにはアーティチョークと覚えておくといいかも。

マリリンモンローは初代アーティチョーク・クィーン

ところで世界一のアーティチョーク生産地は、アーティチョーク・クィーンを決めるミスコンが毎年開催されているカリフォルニア州のCastrovilleという田舎町。
なんと初代のクイーンはマリリンモンロー。

そうなると、アーティチョークの媚薬効果もあながち嘘ではないような気がしてきますね!



Sala Degustazione
東京都港区赤坂6丁目3−9

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ

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