ひじきたっぷり薬膳ドライカレー
ひじきの薬膳ドライカレーを初体験
薬食同源、医食同源に関しては日本や中国だけではなくインドも先進国。
日本最古のインド料理店であるナイルレストランの流れを汲むお店で、バターや生クリームを使わない乳糖不耐症のDr.ピエールにも優しいカレーをいただきました。
こちらではアーユルヴェーダの食養生に習って古くから薬膳カレーを提供し続けています。
その中でも見たことのない、聞いただけで究極的にヘルシーかなと思ってオーダーしたのが“ひじきの薬膳ドライカレー“。
ひじきに豊富なカルシウムは牛乳やレバーなどの動物性食品からも摂取できるけど、ひじきには脂質がほとんどないのでヘルシーに食べたいときはひじきが正解。
水溶性食物繊維が水分を吸収して膨張するので、お米やナンを食べるときに気になる糖の吸収に伴う血糖値の上昇も穏やか。
このカレーはひじきがお米と1:1と低カロリー・低糖質なので糖尿病や高脂血症の人でも安心していただけます。
お米とひじきとスパイスの妙!
カレーの美味しさを決定付けていると思ったのは緑茶のような香りがするフェヌグリークの葉。
フェヌグリークはヨーロッパや中国では胃腸や強壮に、インドのアーユルヴェーダにては生殖器の衰弱に効能があると伝えられ、ミネラルやビタミンを含むうえ、女性ホルモンのバランスを整える古くから重宝されてきたスパイス。
付け合わせも萌えます。
脇を固めるのは、消化を助けるダール豆のスープやβカロテンたっぷりのモロヘイヤと温性スパイスのカレールー。
とろみはモロヘイヤ由来だそうで小麦粉を使わないとこんなにも食後感が軽いのかと思うほど!
目に見えているよりはるかに沢山のお野菜が摂れて、翌日はスッキリお腹も気分も快調。
お米とひじきとスパイスというアイデア、和食でも色々とアレンジできそうだからレシピを考えるのが楽しみです。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ