カブを食べて運気と免疫力をアップ

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カブは家運繁栄を願う縁起もの

カブはたくましく太く根を張る事や「株が上がる」≒「評判が良くなる」ということから家運繁栄を願う縁起ものと言われます。

そんな、かカブの旬は1年に春と秋の2回で今がまさに旬真っ盛り。
春のカブは皮が薄く食感が柔らかいのが特徴で、皮ごとすりおろしてかぶら蒸しにするのにもってこい。

‘カブを食べると10年は長生きする’と江戸時代には良く言われたそうですが、現代の栄養学的にもフムフムと納得できることがあります。
免疫力を高めるイソチオシアネートという成分は細胞が壊れることで生成されるので、カブをすりおろすのは実は最適な調理法。

不思議なことにカブをすり下ろしているとグレープフルーツのような柑橘系の香りがフッと鼻を抜けて食欲を誘います。

福を呼び寄せるスープレシピ 「すりおろしカブのスープ」

すりおろしたカブは水気を切って蟹の身と和えておきます。

それを深めの器に数種類のキノコを入れた上からたっぷり乗せて、お出汁(今回はストックしてあった蟹の殻のお出汁)を染みるくらい少し加えて蒸します。

火を止める直前に山椒の実を乗せて取り分けたら、蟹出汁で作ったあんをひと回し。
柑橘の香りを感じたその時からワインを飲む気満々になっていたので、苦味を感じるアスコラーナ・テネラだけを使った単一品種のオリーブオイル黒胡椒を回しかけて完成!

 

仲良くしていただいているインポーターハスミワインさんのミネラル感とピュアな果実味を併せ持つ最高峰のシャブリ、マルセル・セルヴァンのシャブリ1erCru ヴォークパンを合わせるとカブの持つミネラルと共鳴し、最高のマリアージュとなりました。

スープだけど、カブと蟹、お野菜の3つの交わりが楽しめる温サラダのイメージです。
春の柔らかなカブで是非お試しいただき、福を呼び寄せてくださいね。

 

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ

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