寝苦しい夜に食べるべきは茄子かな
眠れない夜にはナスが良い⁉
ストレスなのか暑さのせいなのか、はたまたネットフリックスの見過ぎなのか眠りが浅い日が続いているDr.ピエール。
サプリやメラトニンというホルモンをチャージしているけれど、いかんせん朝の熟睡感が足りない。
ということでDr.ピエールらしく⁉️お食事を根本から見直すことにしてみた。
昔から寝苦しい夜が続く時に体を冷やして過ごしやすくしてくれる夏野菜の代表といえばナス。
今回は患者さんから馬の堆肥だけで育てたというナスをいただいたので、ざっかけないイタリアをイメージしたお惣菜を作ってみることに。
茄子の知られざるパワー 医食同源効果
実はナスにはアセチルコリンという副交感神経を高めてリラックスさせる物質が大量に含まれていることが知られています。
熟睡感がないときや悪い夢を見がちな時は睡眠中に交感神経が高ぶっていることが多いので、夕飯に脳をリラックスさせるナスのような食べ物を摂るのは良い解決法になると思います。
ナスには脳の血流を整え、記憶力や学習能力を向上させる作用もあるので脳の疲労を取るのにも最適だと思います。
ナスに合わせたのが紫蘇。
ベーターカロテンが豊富なこの野菜は油でさっと炒めると吸収率が上がるだけでなく、成長ホルモンの分泌を促してこれまた良眠を誘ってくれることを期待。塩はせずに無添加ハムの塩気だけにして、ワインを飲みたくなる誘惑を抑えてベッドに向かいました。
一晩空けての結論。
今日はゆっくり寝れたし、目覚めも快調。もし寝苦しい夜に悩んでおられる方はナスと向き合ってみましょ。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ