亜鉛を補充するなら「牡蠣」 かき

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牡蠣は低脂肪高蛋白な食品で栄養成分が沢山ふくまれおり、「海のミルク」や「海の完全食品」などと呼ばれることがあります。

牡蠣で当たってしまったことのある人を見たこともあると思います。
DR大友は牡蠣を食べるときは殺菌効果の高い白ワインと一緒に食べたり、白ワインで浸してから蒸したり、焼いて食べることで感染症を予防しています。

栄養素

牡蠣はビタミンB12や鉄を含み貧血や慢性疲労を解消します。
牡蠣に含まれている亜鉛が味覚障害や免疫力低下、胎児の発育不全を防ぎます。
牡蠣にはグリコーゲンが含まれていて、運動能力やスタミナを維持する効果があります。

牡蠣の栄養成分(可食部100gあたり)

タンパク質・・・・・・・・7g
・ 脂質・・・・・・・・・1.4g
・ コレステロール・・・・51㎎
・ ナトリウム・・・・・・520㎎
・ カリウム・・・・・・・190㎎
・ 炭水化物・・・・・・・4.7g
・ カルシウム・・・・・・88㎎
・ 鉄分・・・・・・・・・1.9㎎
・ ビタミンC・・・・・・3㎎
・ ビタミンB6・・・・・0.1㎎
・ ビタミンB12・・・・28.1㎍
・ マグネシウム・・・・・74㎎

効能・効果

代謝の促進、生殖機能の改善:亜鉛が多く含まれている。
貧血予防:鉄分、、ビタミンB12などの成分が効果を出します。
運動能力の向上:冬の牡蠣にはグリコーゲンが多く含まれています。
血圧・コレステロールを下げる:タウリンの効果です。
骨格の形成:カルシウムやマグネシウムが働き骨を強くしてくれます。

東洋医学的側面

・ 寒熱:(肉)温、(殻)涼
・ 昇降・収散・潤燥:潤 
・ 臓腑:肝、胆、腎
・ 五味:(肉)甘
・ 毒性:なし

痰(たん)を止めます
寝汗をかかなくします
美肌効果や血行改善が期待できます

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

殻付の牡蠣を保存する場合は、殻を開けないで塩水を含ませたキッチンペーパーにくるんでボールなどに並べてラップをかけて冷蔵庫で保存して下さい。乾燥には弱いです。保存期間は2~3日です。

ビタミン類タウリンは熱に弱いので、栄養分をしっかり摂るためには生で食べるのが一番です。

ビタミンB群は水に溶け出しやすいので、鍋物にした場合は雑炊などにして栄養分が溶けだした出汁も全部摂るようにして下さい。

牡蠣に含まれる亜鉛の成分はビタミンCやクエン酸と共に摂るとキレート作用により吸収されやすくなりますので、生や焼き牡蠣などで食べる時は、ぜひレモンをかけて食べて下さい。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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