サンザシ(山査子) さんざし

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日本では古くから、赤いきれいな実が盆栽などの観賞用として愛でられてきたサンザシですが、甘酸っぱくさわやかな実は、ヨーロッパなどではお酒やお菓子の原料やドライフルーツなどとして広く使われてきたほか、中国では漢方薬としても用いられてきました。

サンザシは中国原産のバラ科の落葉樹で、日本には北海道や長野県にオオバサンザシやクロミサンザシが自生しています。サンザシの旬は夏から秋にかけてで、5月ごろ白や桃色のかわいらしい花を咲かせた後、8月から10月に真っ赤な赤い実が付きます。

栄養素                                                               

サンザシには食物繊維が豊富に含まれているほか、ビタミンCビタミンB1などのビタミンやリンやカルシウムなどのミネラルをバランスよく含んでいるため、美容や健康に良い食品です。さらに、サンザシには、フラボノイドの一種であるカテキンやケルセチン、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸、トリテルペノイドのウルソール酸などの生理活性物質が多く含まれており、健康への効果が期待されています。特にカテキンは、他の食品に比べても圧倒的に多く、サンザシの機能性に大きく貢献しています。
また、疲労回復に効果があるクエン酸を多く含んでいます。

サンザシ果実の主な栄養成分(可食部100gあたり)

効能・効果

脂質代謝の改善:サンザシに豊富に含まれているカテキンは、悪玉コレステロールの吸収を抑えて血中コレステロール濃度の上昇を抑えてくれるので、動脈硬化予防に効果があります。また、肝臓での脂質の代謝を促進してくれます。

消化不良の改善:消化酵素を含んでおり、胃腸の働きを助け、消化を促進します。

血流を良くする:血液の流れをよくし、月経痛を和らげたり、冷え性や、産後の腰痛を改善させたりしてくれます。また、血液の流れがスムーズになるため、高血圧の改善や血栓の予防の効果も期待できます。

老化防止:サンザシに含まれるカテキンには、抗酸化作用があるため、細胞にダメージを与える活性酸素を除去し、老化を防いでくれます。

むくみの解消:利尿効果があり、むくみを解消してくれます。

アルツハイマー病予防:サンザシエキスが、アルツハイマー病患者の脳内のPEPという物質の働きを抑えて、アルツハイマー病の症状を抑える効果があります。

便秘の解消:食物繊維を多く含んでいるため、腸内の環境を整え、便秘を解消してくれます。

東洋医学的側面

  • 寒熱: 温(穏やかに体を温める)
  • 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
  • 臓腑:脾・胃・肝
  • 五味:甘(補い滋養する作用)、酸(収斂、免疫力を高める作用)
  • 毒性:無毒

胃を丈夫にし、消化を促進します。
止瀉作用、止渇作用、抗菌作用、血管拡張作用、降圧作用があります。

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

生のサンザシは、一般にはあまり市販されていませんが、液体タイプやドライフルーツ、パウダー、ドライフルートなども販売されています。

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