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お子様の成長期を後押しする 「うずら(鶉)」 うずら

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ウズラはキジ科の鳥です。
ウズラの栄養価は高く、鉄分が多いため貧血によいとされています。
ウズラは通年いただける食材です。

栄養素

ウズラは低カロリーとも高カロリーとも言えませんが、栄養価の非常に高いお肉です。
特に、他のと比較してタンパク質の割合が非常に多く、特にリジンやシスチンといった必須アミノ酸が豊富です。
そのため、成長期の子供高齢者などに特におすすめできます。

ウズラにはビタミンB群も多く含まれています。
ビタミンB2は水溶性ビタミンで、皮膚や粘膜の健康を保つ働きをしており、食べ物から吸収した糖質脂質、タンパク質をエネルギーに変える働きをしています。
ビタミンKには骨の形成を促す役割があり、骨粗鬆を予防することができます。

また、ウズラの肉には鉄分が多く含まれ貧血予防に効果的です。
さらに、老化防止や美肌効果のあるコラーゲンも含まれており女性にもおすすめのお肉です。

ウズラの主な栄養成分(可食部100gあたり  一人前目安150g)

タンパク質・・・20.5g
・・・2.9mg
ビタミンA・・・45μg
ビタミンB2・・・0.50mg
ビタミンK・・・53μg

効能・効果

老化防止:ビタミンB2が脂肪の酸化を防ぎ老化防止に効果を発揮します。

骨粗鬆予防:ビタミンB2やビタミンKが骨の形成を促し骨粗鬆を予防します。

貧血予防:鉄分やビタミンB12が新しい赤血球を作り出し貧血予防に効果があります。

美容効果:リボフラビンというビタミンB2が豊富に含まれ皮膚や髪の毛の健康に効果的です。

東洋医学的側面

・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
・昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
・臓腑:脾、胃、大腸
・五味:甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし

消化不良に効果があります
余分な熱を冷まし、水分代謝を促進します

栄養素を上手に摂るための調理方法

ウズラは肉の部分が少ないので、骨と一緒に調理することが多いです。

煮てスープにしていただくのが簡単です。その他、つけ焼き、ロースト、唐揚げなどにします。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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