母乳 ぼにゅう

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母乳はその名の通り、お母さんからいただく赤ちゃんの栄養源となる乳です。母乳には赤ちゃんが育つために必要な栄養素がほぼ完ぺきに含まれています。また、免疫力の発達していない赤ちゃんにお母さんの免疫を分ける役割もしています。

栄養素

母乳は赤ちゃんにとって必要な栄養素を十分に含んだ最高の食事といえます。体を作るもととなるたんぱく質やエネルギー源となる糖質や脂質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などがバランスよく含まれており、赤ちゃんの健やかな生育に深く関わっています。

現代の出産・育児は「小さく生んで大きく育てる」といわれるように、産後の赤ちゃんの体や脳、心の発達にとって母乳の役割はとても重要です。母乳による育児には母子ともにさまざまなメリットがあり、WHO(世界保健機構)でも母乳育児を推奨しています。

母乳の主な栄養成分(100gあたり 哺乳瓶1/21本)

効能・効果

感染症の予防

分娩後、数日間に出る初乳にはIgAと呼ばれる免疫が多く含まれており、赤ちゃんの体を細菌や病気の感染から防ぐ働きをしています。

免疫力を高める

初乳には腸内環境を整えるラクトフェリンが含まれており、消化器官の粘膜を強化するほか、アレルギーを抑制したり、免疫細胞を活性化したりする働きをします。

母子の愛情を育む

母乳を与えることでお母さんの体内では愛情ホルモンと呼ばれる“オキシトシン”が分泌され、母子の絆を作る役割をします。オキシトシンの分泌は産後の子宮や体の回復を促す作用もあります。

順調な発育

母乳は初乳から成乳に移行し、後になるほど成長に必要なたんぱく質やカルシウム、鉄、ビタミンなどの濃度が変化していきます。母乳には単に栄養を補うだけでなく、赤ちゃんの順調な発育を促すメカニズムに沿って分泌されているといえます。

東洋医学的側面

  • 寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)
  • 昇降・収散・潤燥:潤(体を潤す性質)
  • 臓腑:胃、碑、肺、心、腎
  • 五味:甘(補い滋養する作用)
  • 毒性:無毒

・気・血・水を補い生命のエネルギーを満たす。

・気道や粘膜を潤し、免疫力を高める。

・五臓を強化し、発育を促す。

栄養素を上手に摂るための方法

・授乳法や授乳期間については、さまざまな意見があります。産科医などとしっかり相談し、納得した上で適切に行うことが大切です。

・粉ミルクの方が栄養のバランスが優れているという意見もありますが、母乳は単なる成長のための栄養でなく、愛情の醸成や心の発達にも影響しています。

・大切な赤ちゃんをしっかりと成長させるためにも、ご自身の健康管理にも注意しましょう。特に喫煙や飲酒の習慣は母乳にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。

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