ダイエットの味方 “白インゲン豆“
炭水化物の吸収を抑え、血糖値もコントロール
世界中で古くから食べられている白いんげん豆、産地として特に有名なのはフランスの南西部。豚や鴨の肉と一緒に煮込んだ「カスレ」やキャベツとの田舎風スープ「ガルビュール」はその地方の代表的なお料理で、どちらにも野菜や肉の旨味をたっぷりと吸ったこの豆が欠かせません。
なんと言っても白いんげん豆はダイエットの強い味方!
白インゲン豆に多く含まれるファイトケミカル「ファセオラミン」は炭水化物の消化・吸収を抑えて糖になるのを防いでくれます。
他にもカルシウムや鉄分も豊富、食物繊維にいたっては茹でた豆の中で最も多く含まれているため血糖値のコントロールにも役立ちます。
白いんげん豆を選ぶポイント
夜遅くに帰って自炊しようと思うと、どうしてもお野菜が少なくて食物繊維が足りなくなりますが、白インゲン豆なら缶詰でも簡単に料理の一品にできるからダイエットにもアンチエイジングにも欠かせません。
とはいえ自分で茹でると断然風味が違うので、時間があるときはコトコト鍋で煮ると良いですね。
白いんげん豆を選ぶときのポイントはこちらの2つ!
① 色が真っ白で割れたりしていない、なるべく新しい豆を選ぶこと
② 煮る前に長時間水に漬けること
茹で汁ごと冷凍保存も出来るので、おつまみだけでなく、サラダにしたり、ソーセージの付け合わせにしたりと幅広く使えますよ。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ