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老化を食い止めるスーパーフード「ビーツ」 びーと

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日本では、あまりなじみのない野菜ですが、海外での代表的なビーツ料理といえばロシア料理のボルシチです。

国内では目立った産地がないため政府の統計データにもなく、個々の農家が栽培して直営所で販売している状況です。

ビーツの旬は1年に2回あります。 1度目(春蒔き)は6月~7月。2度目(秋蒔き)は11月~12月に収穫されます。

栄養素

砂糖大根と同じ種類であることから、根は56%のショ糖を含んでいます。大根など他の根菜類23%なので、かなり甘みは強いのが特徴です。他には、カリウムや葉酸なども多く含まれています。

ビーツの主な栄養成分(可食部100g当たり)

・エネルギー・・・41kcal
カリウム・・・460mg
葉酸・・・110μg
食物繊維総量・・・2.7g

効能・効果

がんや生活習慣病の予防:ビーツの鮮やかな赤色はベタシアニンというポリフェノールの一種です。抗酸化成分を多く含んでいるため、体内の炎症の原因である活性酸素が増えるのを防ぎます。

血行の改善:体内で一酸化窒素に変わる「硝酸塩」を含んでおり、血行を改善して血管を柔らかくする作用があると言われています。これにより、血圧を下げたり、血栓を防ぐことも期待されます。

東洋医学的側面

寒熱:温(穏やかに体を温める)
・昇降・収散・潤燥:昇(気や熱を上昇させる)・燥(体に溜まった余分な水分を排泄する)
・臓腑:肝
・五味:甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

形がきれいな丸みをおび、表面に凹凸のないものを選ぶようにしましょう。泥付きのものは切ったときの赤色がきれいなのでおすすめです。

カットされたものはラップで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します、葉付きのものは、葉をすぐに切り落とし、それぞれポリ袋に入れて野菜室で保存するようにしましょう。

通常は茹でて使用します。カットしてしまうと、赤色が流れ出てしまうため、茹でる際は皮付きのまま茹でます。付け合せとして添えたりと料理に彩りを添えてくれます。

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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