血液をサラサラにする「しいたけ」 しいたけ

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しいたけは、煮物にも炒め物にも使えて良質なだしが摂れる万能食材です。しいたけは1年中入手できますが、旬の時期は春と秋、3月~5月と9月~11月です。

栄養素

しいたけには不溶性食物繊維がたくさん含まれています。不溶性食物繊維は、体の中で水分を吸収して大きく膨らみ、腸の働きを活発にしてくれます。
また、ビタミンB1ビタミンB2などのビタミン類やミネラル類を幅広く含んでいます。しいたけにはキノコ類に多く含まれる高分子多糖体のβ-グルカンが多く含まれており、免疫力を高める効果があります。他のきのこには含まれていないエリタデニンという成分も含まれており、血中のコレステロール値を下げ、血液をさらさらにしてくれます。

菌床栽培の生しいたけの主な栄養成分(可食部100gあたり)

食物繊維………4.2g
カリウム………280mg
ビタミンD……0.4㎍
葉酸…………44㎍

効果・効能

免疫力強化・健康維持:しいたけに含まれるβ-グルカンは免疫系に関わる多くの因子を活性化させる効果があり、免疫力を高めてくれます。その結果、健康維持につながります。また、エリタデニンという成分によって、コレステロール値を下げ高血圧や動脈硬化の予防につながります。

ストレス対策:しいたけはビタミンDを多く含んでいます。ビタミンDが不足するとイライラや無気力・抑うつ症状を引き起こすため、しいたけにはストレスを緩和する効果があります。

便秘改善:しいたけには食物繊維が豊富に含まれており、便秘改善効果が期待できます。

東洋医学的側面

・寒熱:平(体を温めも冷やしもしない)・涼(穏やかに体の熱を冷ます)
・昇降・収散・潤燥:降(気を降ろす)
・臓腑:肝、脾、肺
・五味:甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし

身体の気・血などを補い、身体を丈夫にし、病気に対する抵抗力を高める

栄養素を上手に摂るための保存方法と調理方法

生シイタケは日光に当てる事でビタミンDを増やす事ができます。
しいたけのおススメの食べ合わせは以下のようなものがあります。
ニラ・マイタケ・小松菜鶏肉⇒免疫力アップ
昆布ほうれん草・もやし⇒血行促進・冷え性予防

 

【監修】 大友博之 渋谷セントラルクリニック エグゼクティブ ディレクター

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