

ライ麦パンにニシンが合わさると医食同源の観点からも秀逸な理由
軽井沢でいただくデンマークのライ麦パン「ルブロ」
軽井沢食材と北欧の発酵技術をイタリアンに投影したお料理で超人気レストランNazにお誘いいただきました。
どのお料理も丁寧にお仕事をされていて美味しいのですが、特に印象的だったのがデンマークのライ麦パン、ルブロと氷温熟成したニシンの前菜。
前菜として供される前にシェフがルブロをテーブルに持ってきてくださいました。
一般的にルブロにはライ麦だけでなく、亜麻仁やかぼちゃ、ひまわりの種が入っているので、日本人の感覚からすると雑穀米のような立ち位置なのでしょうか!?
栄養素的にもビタミンB類をはじめ亜鉛、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいるのも、食物繊維が多いのも雑穀米に似ていますね。
北欧の完全栄養食コンビが持つ医食同源の力
実はニシンとライ麦パンという北欧料理の定番ともいえる食材の組み合わせは医食同源の観点からも秀逸です。
というのも、ニシンも良質なたんぱく質、DHA・EPAなどの良質な脂質、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルやビタミンA、ビタミンB、ビタミンEが豊富。
つまりこの組み合わせは厳しい環境に住む北欧の人のいわば完全栄養食となるわけですね。
Dr.ピエールは昔からデンマークのオープンサンド“スモーブロー”が好きで六本木のカフェでよく食べていたのですが、そこのお店が移転してからは食す機会がなかったので久々の再会で嬉しかったです。
Restaurant Naz
長野県北佐久郡軽井沢町追分134-3
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ