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セロトニン100倍で心を和らげる野菜、サトー豆

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クサイものほどおいしい

海老と一緒に炒められているのは、タイ南部の名物野菜 “サトー豆“。
と言っても佐藤さんが作ったわけではなく、ぐるぐるとねじれた姿を文字って“ネジレフサ豆”という立派な和名があるお豆さま。

そしてこのサトー豆、知る人ぞ知るココロに優しいお野菜なのです。
その理由は、アミノ酸の一種であるトリプトファンとミネラルが豊富だから。

サトー豆の医食同源的な健康効果

トリプトファンは気持ちをリラックスさせ、うつっぽさを改善してくれるセロトニンに体内で変化するからとても大事。牛乳にも多く含まれてますね。
またセロトニンはビタミンミネラルと反応することで睡眠のサイクルを作るメラトニンに変化するため、睡眠の質の向上にも有効。

【サトー豆の効能・効果】
うつ症状の改善:サトー豆に含まれるトリプトファンはセロトニンに変化して、気持ちをラックスさせ、うつ症状を改善させる効果があります。また、セロトニンは睡眠を促す効果があるメラトニンに変化するため、睡眠の質の向上にも有効です。

貧血予防:サトー豆は鉄分を多く含んでいるため、貧血予防に有効です。

食後高脂血症防止:サトー豆のさやの部分から抽出されるエキスには、膵リパーゼ阻害剤が含まれており、肥満症、高脂血症などの食後の高脂血症を予防・治療する効果が注目されています。

血圧を下げる:サトー豆には余分なナトリウムを排出する働きがあるカリウムが多く含まれているため、血圧を下げる効果があるとされています。

血糖値を下げる:サトー豆には血糖値を下げる効果があります。サトー豆は通常はさやの中の豆の部分を取り出して食用にしますが、外皮の部分に含まれるステロイド化合物にも血糖値を下げる効果があることを示す研究結果が報告されています。

そのため、タイでは不安になったり眠れない日が続くと、サトー豆と炒め物が作られるほどの国民食。

唯一の欠点?は、この豆の個性的な硫黄臭。
翌日も残るから、美味しいからって食べすぎないこと。
特に付き合いはじめのデートの前には絶対に食べないことが大事かも…
食後にミントの葉を噛んで。匂いはずいぶん消えますよ。

さらに、サトー豆の栄養など詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
一度食べたらハマるかもしれない「サトー豆」

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ     

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