黄身酢の効用を徹底分析
大寒にカニの黄身酢を食べたら運気が上がる!
年配の方のお祝いに訪れたのが銀座寿司幸本店。
この日はズワイガニとワタリガニの黄身酢和えからスタート。
大寒に生まれた卵が風水的に縁起が良く、一年間無病息災なだけでなく金運が上がるということなのでお祝いにはもってこいのお料理。
お料理の方もスーパーワインラバーである杉山大将のオススメだけに、旨みの強いタイプのシャンパーニュとの相性が素晴らしい一品。
ところで黄身酢はマヨネーズのような使い方もできますが、油を使わない分だけカロリーを低く抑えることができるのが嬉しいポイント。
黄身酢の健康効果はお酢にあり
Dr.ピエールはお料理に酸味があるのが好きなのですが、それはきっと味のバランスをまとめる力があるから。
ワインを好んで飲むのもそこに理由の一つがあると思いますが、禁酒日に活躍するのがお酢というわけ!
お酢の健康効果は大きく分けて以下の4つ
-食欲増進効果:酢の主成分である酢酸には、唾液や胃液の分泌を促し消化酵素の働きを活性化させる機能があります。
-腸内環境を整える効果:腸内の善玉菌を増やして活性化させる作用もあり、便秘解消にも効果が期待できます。
-防腐・殺菌効果:酢には腐敗を防ぎ、殺菌する効果があります。
–カルシウムの吸収をサポート:吸収率の悪いカルシウムも酢と一緒に摂ることにより効率的に摂取することができます。
さらに、東洋医学的には
・寒熱:涼・麦酢(穏やかに体の熱を冷ます))、微温・米酢(やや穏やかに体を温める)
・昇降・収散・潤燥:収(気や熱を昇させる)
・臓腑:脾、胃
・五味:酸(免疫力を高める作用)・苦(気を降ろす、固める作用)・甘(補い滋養する作用)
・毒性:なし
血液循環の腫れを抑える
消化、解毒、殺菌
それだけでなく蟹はタンパク質が豊富で脂肪分は少なく、低カロリーの食材!
蟹にはビタミンB群が豊富に含まれおり、アミノ酸の一種であるアルギニンには血流改善、美肌効果など成長ホルモンを増やす効果もあります。
また、蟹の赤い色素であるアスタキサンチンには抗酸化作用があるので高血圧や貧血、悪玉コレステロール、動脈硬化などに効果があるタウリンが豊富なので、この寒い時期の健康維持のためにも取り入れたい食材です。
Ginza Sushiko Honten
東京都中央区銀座6丁目3−8
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ