アスパラソバージュの穂先を食べれば長生きすると言う話
日本の農家が世界で初めてアスパラソバージュを栽培!
この時期であれば季節野菜の日本代表は花山椒、そしてヨーロッパ代表はアスパラソバージュだと思う。
でも普通の緑色のアスパラガスが可哀想になるほど、ホワイトアスパラガスとかアスパラソバージュとか聞くと心がワクワクしませんか?
アスパラソバージュは実は緑色のアスパラガスとは血のつながっていない属の違う野菜。
ソバージュとは野生と言う意味で、フランスで使われているものの大半はピレネー山脈で自生している。
わずか数週間の間に日本の山菜のように手摘みで収穫するらしい。
季節の野菜の凄さ 医食同源効果
このお料理はフランス・ブルゴーニュ地方で名門レストランを引き継いだ杉村シェフのスペシャリテ。
牛肉をブルゴーニュ産赤ワインで煮込んだブッフ・ブルギニヨンをコロッケにした逸品。
なのにDr.ピエールはお肉よりもアスパラソバージュが気になって気になって仕方ない。サイドとしてだけでなく、ソースもアスパラソバージュで作られており、色味だけでなく、ちょっとした苦味やヌメリが存在感を放っている。
花山椒や松茸もそうだけど、季節の野菜の凄さと言うのは、やっぱりお野菜が強烈に主張することにあると思うんだよね!
アスパラガスとアスパラソバージュは属は違うのですが、芽の部分にアスパラギン酸が多く含まれているのは一緒。
糖質の代謝を促進させるだけでなく、疲労を取る作用も有名です。
またカリウムやセレンなどのミネラルも豊富なので、体のむくみを解消してくれてデトックスにも重宝したいお野菜なのです。
去年の今頃はフランスでこんなおいしいお料理を食べていたかと思うと、今は色々な意味で辛い。
でもこの投稿のために調べていたら、なんと日本で世界に先駆けてアスパラソバージュを栽培している農家さんがいると言うじゃないですか。
早速、取り寄せて健康長寿のためにお料理をしてみたいと思います。
Le Bénaton
25 Rue du Faubourg Bretonnière, 21200 Beaune
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ