東京野菜のベジブロスが心と体を癒すのにピッタリな理由
コーヒーサイフォンで入れるミネストローネ
日本の摘草料理とイタリア料理のDNAが化学反応したモダン医食同源イタリアンのスペシャリテが、コーヒーサイフォンで入れるミネストローネ。
上のガラス瓶には乾燥させた野菜の切れ端など、下のフラスコにはパルメザンチーズの皮や生ハムから取った出汁。
火を付けると気圧が上がってスープが上のガラス瓶へと吸い上げられ、そこで野菜の旨みや香りが抽出されるという仕組みです。
密閉した容器内でうまみがギュッと濃縮されたスープを沢山のお野菜といただく目でも楽しめる一皿。
多種類の味が絡み合う味わいに、お野菜の力強いパワーを感じます。
ちなみに使われている野菜は全て東京で育てられたもので、その数なんと48種類というから驚き。
フィトケミカルについて
本来捨てられる部位で作る野菜で作るスープが「ベジブロス」と呼ばれて近年注目を集めているのは、皮やへたに野菜の実からは得られない栄養が詰まっているから。
特に「フィトケミカル」と呼ばれる抗酸化作用が強く免疫機能を高める成分が豊富に含まれています。
フィトケミカルは細胞に守られているため、普通に野菜を食べているだけでは吸収されにくく大部分が排泄されてしまいます。
そこで、野菜の細胞壁を壊すために加熱で吸収されやすくすることが大事。
水からゆっくり煮出すことで成分が溶け出し、栄養たっぷりのスープになります。
冷蔵庫でなら3日程度、冷凍すればさらに長持ちしますので、サイフォンとはいわずとも大鍋でたっぷり作っておくと毎日のお料理が更に美味しくなると思います。
Dr.ピエールにとってもお料理を作る際の大事な隠し味でもあります。
エルバダナカヒガシ
東京都港区西麻布4‐4‐16 B1
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 一般社団法人食の拠点推進機構 評価認証委員/食のプロフェッショナル委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ