キレイになりたくば実より葉っぱが大事

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知っているようで知らないビタミンAの働き

「葉にんじん」は根っこが成長する前に間引きをして収穫したもので、葉を食べる為に作られているニンジン。
根が完全に成長してしまうと葉は硬くなってしまうのですが、間引きをした葉っぱは柔らかくてとても食べやすいのです。

ニンジンはもともと栄養豊富なイメージがありますが、実は根よりも葉の方が栄養価が断然高いのです!
比べてみると、ビタミンAは2倍以上、カルシウムは5倍、その他ビタミンEカロテン鉄分どれも葉の方が多いという結果に。

ビタミンAは天然保湿因子を増やす働きがあり、皮膚や粘膜のうるおいをキープしたり肌の生まれ変わりをスムーズにしてくれる栄養素なのですが、ビタミンAの働きにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

 

ビタミンAの働きの中で重要なもの

【目や皮膚の粘膜を守る働き】 
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を守る働きがあります。また、体の抵抗力を高める効果もあるため、風邪の予防に効果的です。

レチノールは、ロドプシンという成分の合成に必要な栄養素です。ロドプシンは、光刺激の反応に関係しているため、ビタミンAを摂取することで薄暗いところでも視力を保つことができます。最近の報告では、レチノールが上皮細胞で発がん物質の効果を軽減するというものがあり、がん予防の可能性も出てきています。


【骨や皮膚の作り替えを補助する働き】

ビタミンAの働きには、骨や皮膚の作り替えを補助する働きもあります。
もし、ビタミンAが不足すると、骨折しやすくなったり、イボやウオノメができやすい体質になったりします。また、髪の毛を健康に保つ効果もあるため、不足すると髪の毛のうるおいも少なくなってしまいます。


【動脈硬化を予防する働き】

ビタミンAの仲間であるβ–カロテンには、抗酸化作用があり、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
活性酸素は増えすぎる事で体が酸化しやすくなり、老化を早めてしまいます。その結果、動脈硬化やがんを引き起こす事につながります。

β–カロテンの抗酸化作用によって、体が酸化するのを防ぎ、体を健康に保つことができます。

 

ここまでビタミンAにこだわるなら、お魚もビタミンAたっぷりのメカジキ
そしてポイントは、良質なオリーブオイルを多めに使ったこと。
脂溶性ビタミンであるビタミンAの吸収率は油で炒めることでぐんとアップし、脂肪が少なく淡白なカジキの風味にふくらみを持たせる効果もあります。

抗酸化力が高いビタミンAは太陽光を20分浴びると皮膚内で通常の40%にまで低下してしまうと言われているので、夏場はしっかり食べ物から摂るようにしたいですね。

 

Dr.ピエールの ”葉にんじんとメカジキの蒸し炒め”

【材料】
葉付きのニンジン : 4本
ズッキーニ : 1本
メカジキ : 1切れ
ニンニク: 1欠
オリーブオイル : 大さじ1.5
オイスターソース : 小さじ2
野菜スープ : お玉1ぱい

【作り方】
① フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて香りがでるまで弱火で炒める。
② ニンジン、ズッキーニ、メカジキを並べ入れ、全体が温まったらスープを入れて蓋をし、弱火で5〜6分加熱する。
③ 蓋をとってニンジンの葉を投入し、少し火を強めてオイスターソースと全体を炒め合わせる。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ 

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