髪を黒黒させる鶏モツとかぼちゃの炒め物
男性も女性もリグナンで髪の毛フサフサ
実のしっかりとした立派なかぼちゃを頂戴しました。
かぼちゃは捨てるところがないと言われますが、本当に皮から種まで栄養がたっぷり。
その中でも“リグナン”と呼ばれる植物エストロゲンは髪の毛に良いのです。
毛母細胞を萎縮して薄毛を進行させる男性ホルモンを抑制してくれたり、大豆イソフラボンのように女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
ちなみにリグナンはカボチャの種に特に豊富。
かぼちゃの種は髪を黒々させてくれる鉄や亜鉛などのミネラルや良質な不飽和脂肪酸が多く含まれているので、髪の毛にお悩みのある方はおつまみでポリポリしてね。
かぼちゃと言えばビタミンAの元となるβカロテンが多いことで有名ですが、実は皮やワタに多いのはご存じでしたか?
ワタには果肉のなんと5倍も!
ワタは食物繊維のかたまりでもあるので、捨てずに一緒に炒めると健康に良いですよ。
ということで、男性も女性も髪の毛をフサフサ、黒黒させるためにはビタミンA祭りにするのが一番!
かぼちゃだけでなく、今回選んだレバーや砂肝はビタミンAを多く含んでます。
ビタミンAは紫外線のダメージからの回復に役立つので、髪の毛のためにもお肌のためにもこれからの季節には必須な栄養素。
苦味のあるトレビスも一緒に炒めて、まったりしがちなかぼちゃやレバーにアクセントを与えてみたら美味でした!
そんなビタミンA祭りのレシピです。
鶏モツと南瓜とトレビスの炒めもの 医食同源レシピ
【材料】
鶏モツ(レバー、ハツ、腸、砂肝など) : 200g
きんかん(鶏の卵巣) : 4個
かぼちゃ : 150g…5mm幅に食べやすく切る
トレビス : 5枚
ザーサイ : 100g…水に10分漬けて塩抜き後、薄切りにする
にんにく : 1片…軽くつぶす
赤唐辛子 : 1本
ワイン(赤でも白でも) : 大さじ2
アボカドオイル : 大さじ1/2
チャービル : たっぷり
(A)
ナンプラー : 小さじ1
オイスターソース : 小さじ2
黒胡椒 : 適量
【作り方】
① 鶏モツは白い脂部分や血をきれいに掃除し、塩水に5分ほど漬ける。洗い流して、新たにワインで漬けておく。
② フライパンにオイルをしいてニンニクと赤唐辛子を弱火にかけ、香りがでたらレバー以外の鶏モツとかぼちゃを入れて炒める。
③ 大体火がとおったら、ザーサイ、きんかん、レバー、トレビスを入れて2分ほど炒める。
④ (A)の調味料で味付けをしてお皿に盛り、チャービルをたっぷり添える。
〔大友“ピエール” 博之〕
日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。
・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
・ 渋谷セントラルクリニック代表
・ 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員
・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ