よだれ鶏を究極的にヘルシーにするには?

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ヘルシー過ぎるよだれ鶏のヘルシーポイント

よだれが出るほど美味しいというのが名の由来である四川料理’よだれ鶏’。

Dr.ピエールも大好きな一品ですが、気になることが一つ。
それは食べた翌日に体重が増えているような気がすること …。

せっかくヘルシーに鶏胸肉を茹でているのに、大量の砂糖のためにカロリーオーバーになってしまうのが残念。
ちょうどクリニックの患者さんにダイエットのご相談を受けたので、今回は‘よだれは出るけどヘルシー過ぎるよだれ鶏’に挑戦してみました。

よだれ鶏のタレは、お酢醤油をベースにお砂糖とごま油やラー油を足して作られる。

ヘルシーポイントは甘みと酸味の部分をバルサミコ酢で担ってしまうというところ。
甘みとコクはしっかり欲しいので、バルサミコ酢は軽く煮詰めるのがポイント。
ぐっと風味が凝縮されるから加える油も少量でよくなるよ。

油は無くても良いと思うけど、どうしても油のコクが欲しい美食家にはオリーブオイルをオススメします。
柑橘の感じがピッタリだし、健康にもgood。

水から茹でた鶏肉に薬味たっぷりのタレ。
これにパクチーを添えてナッツクミンの入ったデュカスパイスを振りかければ、簡単でヘルシーなアジア×中東×イタリアの三重奏。

茹でたてをいただくのも冷菜にするのもよし。是非お試しください!

Dr.ピエール流 よだれ鶏  

【材料】
鶏胸肉 : 1枚

(A)よだれ鶏のタレ
バルサミコ酢 : 大さじ3
醤油 : 大さじ1/2
スープストック または 鶏の茹で汁 : 大さじ1
長ネギ : 10cm…みじん切り
生姜 : 2cm角…みじん切り
ニンニク : 1片…みじん切り、軽く炒めておく
唐辛子 : 1本…種を取って薄切り
(お好みでオリーブオイル適量)

パクチー
デュカスパイス またはお好みのナッツ 
実山椒(塩水漬け) 

【作り方】
① 鶏肉を塩水に15分ほど漬けてアクを抜く。
② 鍋に水と鶏肉を入れて弱火にかけ、10分ほど茹でたらそのまま10分放置する。
③ その間にバルサミコ酢をフライパンに入れて中火にかけ、軽くとろみがつくまで3〜4分煮詰める。
④ (A)の材料を混ぜて合わせておく。
⑤ 鶏肉を取り出し、水気を拭いて食べやすくスライスしてお皿に盛り、仕上げにタレをかけてパクチー、ナッツを飾る。

 

〔大友“ピエール” 博之〕

日本のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、個別化医療(precision medicine)を実践している。免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、運動療法を取り入れた治療で定評がある。

・ 医師 日本抗加齢医学会専門医 / 欧州抗加齢医学会専門医 / 日本麻酔科学会専門医
・ 西洋薬膳研究家、シェフドクターピエールとしても活躍中
 渋谷セントラルクリニック代表
 一般財団法人 日本いたみ財団 教育委員

・ 料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフなどが集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ
・ ワインにも造詣が深く、フランスの主要産地から名誉ある騎士号を叙任している。
 シャンパーニュ騎士団 シュヴァリエ / ボルドーワイン騎士団 コマンドリー /ブルゴーニュワイン騎士団 シュヴァリエ

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