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[ドクターの食卓から] 菊のお椀を飲みほせば長生きするのはなぜ⁇

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重陽の節句の菊水伝説

9月9日は重陽の節句。
中国では奇数は縁起のよい陽の日なので、その中でも一番大きい数である9が重なる9月9日を「重陽」と呼びます。

そして重陽の節句といえば。これは菊をふくんだ水を飲むと健康で長寿になれるという中国の菊水伝説に基づいていて、節句を祝う習慣と時を同じくして平安時代初めに日本に到来。

そんな日に私の遊びのお師匠さんを祝う会で登場したのが、菊で彩られた真薯(しんじょ)のお椀。いつまでも高齢のゲストに元気でいて欲しいという主人の心遣いが嬉しいですね。
ということで、今日は菊水伝説は果たして正しいのかをお勉強がてら考察します。

菊の花は抗酸化作用の宝庫

食用にされる菊花は、観賞用の菊と同じ仲間ですが、食用にされる花びらの部分が大きく、苦味が少ないのが特徴。

菊花には、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸、同じく抗酸化作用のあるグルタチオンやビタミンCビタミンEをはじめとするビタミン類が豊富。

グルタチオンは生体内の有毒物資を解毒する働きがあるので、肝臓の疲れやアレルギーや最近ではアルツハイマー病の予防でも注目されている成分。
またクロロゲン酸はがん細胞の増殖を防ぐため、がん予防にもポイント高し。

他にも抗酸化作用がある物質が目白押しで確かに言い伝え通り、老化予防には最強な食材

また菊の香りには安眠効果があると昔から中国の言い伝えにありますが、菊花に含まれるクサンテノンという香り成分には、気持ちを落ち着かせてリラックスさせる効果が!

この日もお椀が供されるタイミングで一同が幸せでゆったりとした気持ちでお食事がいただけたのはそうした理由もあったからかもです。
季節の変わり目で体調を崩されている方も多い印象ですが、皆様も季節を楽しみつつ健康にお過ごし下さいね。

かんだ
東京都港区元麻布3-6−34

シェフドクターピエールのInstagram 【@chefdoctor_pierre】はこちらから!

 

〔シェフドクター ピエールの正体〕

渋谷セントラルクリニックエグゼクティブディレクター
日本抗加齢医学会専門医、国際抗加齢医学会専門医(WOSAAM)、日本麻酔科学会専門医

料理芸術や食の楽しみといった価値感を共有するシェフや美食家が集う日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会のオフィシエ及びボルドーワイン騎士団コマンドリー、ブルゴーニュワイン騎士団シュバリエ、シャンパーニュ騎士団シュバリエと各団体から名誉ある騎士号を叙任している。またパリ発祥で国内No1ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンで’ワインと究極のアンチエイジング’の講座も担当している。

医師としては国内のみならずロサンゼルス、フランクフルト、香港、バンコクに拠点を持ち、免疫栄養学に基づいた食事指導、ホルモン補充療法、再生医療、運動療法を取り入れた新しい統合医療をベースにした診療でアーティストや財界人にもファンが多い。最先端の西洋医学に通じている一方で、「鍼治療の魔術師」と呼ばれるほどの鍼の名手で東洋医学にも造詣が深い。

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